大船渡 佐々木 パ6球団で争奪戦へ 西武・渡辺GM絶賛「一挙手一投足響いた」

[ 2019年10月17日 05:30 ]

大船渡・佐々木朗希
Photo By 共同

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)はきょう17日午後5時から、都内ホテルで開かれる。最大の注目は最速163キロ右腕、大船渡・佐々木朗希投手(17)。公表済みの日本ハム、ロッテに続き、この日は西武も1位指名することを明かし、さらに楽天も1位指名が濃厚となった。ソフトバンク、オリックスを含めパ・リーグ6球団による争奪戦が予想される。令和最初のドラフトで「怪物」を引き当てるのはどの球団か。

 驚がくの163キロから193日。運命のドラフト前日となったこの日、西武も佐々木の1位指名を公表した。東京都内で行われた編成会議後、渡辺久信GMは熱い口調で高い評価を語った。

 「投手における全てのポテンシャルが高いと思います。彼の一挙手一投足が私の心に響いた。これはうちのスカウト全員の見解」

 春の岩手県大会から練習試合、さらに夏の岩手大会に韓国でのU18ワールドカップ(W杯)まで視察。渡辺GMはその目で佐々木のポテンシャルを確かめてきた。何より心に留まったのは、U18W杯のときだ。直前の大学日本代表との壮行試合で右手中指のマメをつぶして不本意な結果に終わったが、カナダ戦のときのこと。「本人は行く気満々で投球(練習)をしていて、急きょ登板がなくなった。悔しそうな表情で雨の中、ブルペンで座っている姿を見て気持ちも強いと思った」と話した。

 さらに、渡辺GMは入団後の育成プランまで披露。「彼に足りないものは経験値、投げるスタミナ」と指摘した。強化、育成する部署を来年から新設予定であることも明かした上で「まずはプロの体をしっかりとつくることが最優先」とした。クジを引く辻監督も「これまで右手は球を投げてきたので、(手元から離れないように)クジは左で引く」と気合十分だった。

 6月に早々と公表した日本ハム、15日のロッテに続いて3球団目の公表。前日までに3球団が同一選手の指名を公表するのは、昨年の大阪桐蔭・根尾に続いてのことだ。結局、根尾には4球団が競合し、中日が交渉権を獲得。佐々木には楽天も1位指名が濃厚となった。ソフトバンクとオリックスも含めたパ・リーグ6球団による争奪戦になる可能性は高まっている。

 4月6日の高校日本代表候補の合宿で高校最速の163キロをマークし、一躍ドラフトの超目玉に躍り出た「令和の怪物」。この日の取材対応はなく、静かにその時を待つ。11年の東日本大震災で津波の犠牲となった父・功太さんは生前「朗希は凄いよ。将来はプロになれると思うよ」と語っていた。そんな亡き父の言葉は、きょう17日、実現する。

 

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