阪神、横浜・及川投手を3位指名 高校「BIG4」の一角 潜在能力の高い153キロ左腕

[ 2019年10月17日 19:07 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2019年10月17日 )

横浜・及川雅貴投手
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 プロ野球のドラフト会議は17日に東京都内で開催され、阪神が3位で横浜の及川雅貴投手(18)を指名。交渉権を獲得した。

 「BIG4」の一人として臨んだ今春選抜で1回戦・明豊戦に先発も、3回途中5失点でマウンドを譲り、チームも大敗した。

 突如制球が乱れる悪癖を克服するためにフォームを改造するなど、自身3年連続の夏に向け、4カ月弱で立て直しを図って挑んだ神奈川大会。準々決勝・相模原戦で2点差に詰め寄られた7回1死二、三塁で救援登板したが同点の2点打を許した。直後の8回に再び1点リードも、その裏1死一、二塁とされると、逆転の2点二塁打を浴び、天を仰いだ。

 153キロ左腕にとって高校最終学年は不本意なシーズンでしかなかった。一度、バランスを崩すと制球難に陥る「負の連鎖」は、フォームを固めれば克服できるはずだ。潜在能力の高さは証明済み。世代No・1左腕であることをプロで証明してみせる。

 ▼及川 雅貴(およかわ・まさき)2001年(平13)4月18日生まれ、千葉県匝瑳(そうさ)市出身の18歳。須賀小1年から野球を始め6年時に千葉ロッテJr.に選出。八日市場二中では匝瑳リトルシニアに所属し3年時にU15侍ジャパン代表入り。横浜では1年春からベンチ入りし2年秋からエース。1、2年夏、3年春と3度甲子園出場。1メートル83、74キロ。左投げ左打ち。

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