広島“越前のドクターK”丹生・玉村を6位指名 福井大会で奪三振新記録

[ 2019年10月17日 18:58 ]

丹生の玉村昇悟投手
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 プロ野球のドラフト会議は17日に東京都内で開催され、広島が6位で丹生(にゅう)の玉村昇悟投手(18)を指名。交渉権を獲得した。

 「越前のドクターK」にプロも熱視線を送っていた。高校球界では無名の公立校に突如出現した本格派左腕。10球団のスカウトが視察した1回戦・武生商戦で7者連続を含む毎回の16奪三振。球場表示で自己最速を2キロ更新する147キロをマークし鮮烈な印象を残した。敦賀気比との決勝では10奪三振で3失点完投も惜敗。甲子園出場は逃したが、計5試合42回1/3を投げての52Kは09年敦賀気比・山田修義(現オリックス)の49奪三振を上回る福井大会新記録となった。

 憧れの投手は、同じ左腕で奪三振率の高い楽天・松井裕樹。制球力の高さも魅力で、スカウトの一人は「ボールの質とコントロール、(打者の)内に放れる能力はいいものがある」と話す。

 ▼玉村 昇悟(たまむら・しょうご)2001年(平13)4月16日生まれ、福井県越前町出身の18歳。1メートル77、75キロ。左投げ左打ち。

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