星稜・奥川はヤクルトが交渉権!3球団競合で高津新監督が当たりくじ

[ 2019年10月17日 17:20 ]

星稜の奥川恭伸投手
Photo By スポニチ

 プロ野球のドラフト会議は17日に東京都内で開催され、星稜の奥川恭伸投手(18)をヤクルト、阪神、巨人の3球団が重複指名。抽選の末、ヤクルトが交渉権を獲得した。

 3球団のうち最初にくじを引き、見事に当たりくじを引き当てたのは高津新監督。「ヤクルトのエースはもちろん、日本を代表するピッチャーになってほしい」と期待を込め、奥川に向けて「2日前に(指名を)公言した時からスワローズのユニホームを着て神宮で投げる姿を想像していた。一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。

 奥川は今夏の甲子園で星稜を準優勝に導いた最速154キロ右腕。3回戦の智弁和歌山戦では延長14回165球を投げ抜き、驚異の23奪三振を記録した。決勝では履正社に敗れたが、準決勝まで防御率0・00と圧倒的な投球。U18ワールドカップ(W杯)の高校日本代表メンバーにも選出され、スーパーラウンド初戦のカナダ戦で7回無失点、18奪三振の快投を見せた。

 ▼奥川 恭伸(おくがわ・やすのぶ)2001年4月16日生まれ、石川県かほく市出身の18歳。宇ノ気小2年から「宇ノ気ブルーサンダー」で野球を始め投手兼遊撃手。宇ノ気中では軟式野球部に所属し3年夏に全国大会優勝。星稜では1年春の北信越大会から背番号18でベンチ入りし2年春からエース。2年春から4季連続甲子園出場。50メートル走6秒5、遠投100メートル。握力は左右ともに65キロ。1メートル83、84キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2019年10月17日のニュース