ヤンキース対レッドソックスは記録満載の歴史的一戦? 田中の12失点はチームのワーストにあと「1」

[ 2019年7月26日 14:51 ]

ア・リーグ    レッドソックス19―3ヤンキース ( 2019年7月25日    ボストン )

レッドソックス対ヤンキース戦のスコアボード(AP)
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 レッドソックス対ヤンキース戦は19―3という一方的な展開でレッドソックスが勝ったが、記録満載の珍しいゲームとなった。

 ヤンキースの先発、田中将大投手(30)は3回1/3を12失点でマウンドを降りたが、これは1923年にカール・メイズがインディアンズ戦(完投)で献上した13失点に次ぐチーム2番目に多い不名誉な記録。ヤンキースの先発陣はここ5試合で40失点となっているが、これは1923年以来、96年ぶりの出来事となった。また117年の歴史を誇る東部名門チーム同士のこのカードでは最大点差。レッドソックスはヤンキース戦で4試合連続で8点以上をマークしており、これも96年ぶりとなった。

 レッドソックス打線は23安打の猛打。本塁打2本で4打点をマークしたザンダー・ボガーツ(26)以外に7選手が2打点を記録しており、8選手が1試合で2打点以上をマークしたのは、2007年のレンジャーズ(対オリオールズ)に並ぶメジャー記録となった。またラファエル・ディバース(22)はこの日の2安打を加えて7月の月間安打数は31。月間30安打以上を放ったレッドソックスの最年少選手はテッド・ウィリアムス(1939年=21歳)だが、それに次ぐ年少記録となった。

 レッドソックスの先発リック・ポルセロ(30)は6回を3失点で今季9勝目(7敗)を挙げた。ここ5回の登板で味方打線はすべて2ケタ得点(13→10→10→17→19)と挙げており、このような大量援護を受けた投手はメジャーでは1896年以来、実に123年ぶり。ポルセロはここ6試合では29イニングで30失点と内容は決して良くないが、打線の活躍もあってこの間の成績は4勝1敗となった。 

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