【神奈川】大金星!ノーシード相模原 横浜撃破で初4強 逆転打の中野「最高」

[ 2019年7月26日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 神奈川大会準々決勝   相模原8―6横浜 ( 2019年7月25日    横浜 )

<相模原・横浜>逆転番狂わせだ!試合に勝利し校歌を歌う相模原ナイン(撮影・滝本 雄大)
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 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)は24日、29大会73試合が行われた。神奈川大会の準々決勝では、相模原が横浜に8―6で逆転勝ち。ノーシードの県立校が第1シードで4連覇を狙った絶対王者を0―5から試合をひっくり返す番狂わせを起こし、初のベスト4に進出した。25日は富山、滋賀の決勝を含む20大会47試合が行われる。

 勝利の瞬間、横浜スタジアムは耳をつんざく大歓声に包まれた。相模原ナインは優勝したかのように喜びを爆発。ノーシードの県立校が4連覇を狙った横浜を撃破した。大、大、大金星だ。同校初のベスト4に進出した佐相真澄監督は「強豪私学に勝ててうれしい。60年生きてきて良かった」と感無量だった。

 0―5の7回に打者一巡の猛攻で同点。救援登板した最速153キロを誇るプロ注目の左腕・及川も打ち込んだ。再び1点を追う8回も勢いは止まらない。1死一、二塁。7回に反撃の中前適時打を放った4番の中野が及川から逆転の右翼線2点二塁打を放った。「直球を張っていた中、スライダーが来たけど、うまく合わせて振り抜くことができた。最高の気持ちだった」と満面の笑みを浮かべた。

 理論に基づく打撃で波乱を巻き起こした。「我々は県立校。練習の時間も限られている。いかに理論的にやって無駄をなくすか」と佐相監督。分析班が対戦投手のデータを徹底的に洗い出し、佐相監督が攻略法を決める。左腕・及川の最大の特徴は右打者の内角に切れ込むクロスファイア。指揮官は右打者をクローズ、左打者をオープンスタンスで打たせることで鋭角さを消した。さらに昨冬にはメンタルコーチを招へい。「(気持ちの面が)チームに一番足りないところだった」と選手たちがピンチでもチャンスでも最善のプレーができるように強化した。中野も「どんな時でも自分を客観視して打席に入れるようになった」と効果が出ている。

 偏差値68の進学校。地元には私立の「光明学園相模原」もあり、区別するためにも県立の相模原は「県相(けんそう)」の愛称で親しまれ、ユニホームにも「KENSO」と書かれている。次戦は東海大相模と決勝進出を懸けて争う。難敵が続くが「一球を大事に、チーム、スタンドの皆で束になって戦いたい」と佐相監督が見据えた先には、初の甲子園出場が待っている。(滝本 雄大)

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