【岩手】花巻東が2年連続10度目V、「佐々木シフト」で猛攻12得点 

[ 2019年7月26日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 岩手大会決勝   花巻東12―2大船渡 ( 2019年7月25日    岩手県営 )

<大船渡・花巻東>2年連続10回目の優勝を決めた花巻東ナイン(撮影・西海健太郎)
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 花巻東(岩手)が10安打12得点の猛打を振るい、同校初の2年連続で10度目の優勝を飾った。大船渡の先発は佐々木ではなく、柴田だった。初回、先頭の向久保は「初めて見る投手だったのでなるべく球種を引き出そうと思った」。フルカウントから2球粘って低めの直球を右中間三塁打し、猛攻の火付け役となった。

 リードオフマンはその後も、5回にソロ本塁打、8回に二塁打の大暴れ。3回に放った一塁手のグラブをはじく痛烈なゴロが、失策と判定されてサイクル安打は逃したものの、「自分の役割が果たせた」と胸を張った。

 高校史上最速右腕を倒すべく、部室には佐々木が163キロを計測した際の新聞記事が張られている。ナインの合言葉は「佐々木を打てないと全国はない」。大会期間中は打撃マシンを160キロに設定。ただ、打たずにひたすら見ることで目を慣らせた。向久保は「佐々木投手を打つ練習をしてきたから、どの投手が相手でも自信を持って戦えた」と胸を張った。 (武田 勇美)

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2019年7月26日のニュース