大谷、自身最長6時間19分死闘も…エンゼルス、外野手の85キロ遅球を打てず敗戦

[ 2019年7月26日 18:22 ]

ア・リーグ   エンゼルス8―10オリオールズ ( 2019年7月25日    アナハイム )

オリオールズ戦の9回第5打席での大谷(AP)
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 マラソンゲームに屈した。大谷翔平投手(25)はメジャー移籍後、いずれも自身最長となる延長16回、6時間19分という総力戦となったが、8打席に立ち5打数無安打、3四死球で、チームの連勝は4で止まった。

 3点を勝ち越されて迎えた15回は、相手投手の制球難につけ込み1死満塁からフレッチャーの押し出し四球で2点差に。さらにトラウトが左翼線を破り、2者が生還して同点。一塁走者のフレッチャーも一気にサヨナラの生還を狙ったが、本塁上でタッチアウトとなった。チャレンジでも判定は覆らず、同点の2死二塁で試合再開し、打席には大谷が。だが相手の好守にも阻まれ左邪飛に終わった。ブラッド・オースマス監督は「私は(フレッチャーのクロスプレーは)セーフだと思った」と悔しがった。

 再び2点勝ち越された16回は、既に9投手を起用していたオ軍が、中堅を守っていた野手のウィルカーソンをマウンドに送ってきた。53マイル(約85キロ)程度の遅球に手を焼き、3者凡退でそのまま敗れた。ウィルカーソンは1969年にセーブが公式記録となってから、初めてセーブを挙げた野手となった。またその試合にスタメン出場していた選手がセーブを挙げるのも、史上初めてとなった。

 試合時間6時間19分は、エ軍史上3番目に長かった。球団最長は6時間32分で2度記録されている。

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