巨人1位の亜大・平内 1年秋以来の完投勝利 109球で1失点「いいテンポで投げれた」

[ 2020年10月28日 05:30 ]

東都大学野球第4週第1日   亜大8―1東洋大 ( 2020年10月27日    神宮 )

<東洋大・亜大>5回、スイングを確認する亜大先発・平内
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 1回戦3試合が行われた。26日のドラフト会議で巨人から1位指名された最速156キロ右腕、亜大・平内龍太(4年)は東洋大を5安打1失点完投し、チームを単独首位に導いた。国学院大は中大を3―1で下し、駒大は立正大に7―3で快勝。2位には国学院大と立正大が5勝2敗で並んでいる。

 26日のドラフト会議で巨人から1位指名された最速156キロ右腕亜大・平内が実力を改めて証明した。東洋大を相手に、わずか109球で9回5安打1失点の完投勝利だ。

 初回は「フォーム的にぶれている部分があった」と2安打を許し1失点。だが、ここで崩れない。イニング間のキャッチボールでフォームを見直し、2回以降はフォークを決め球に7三振を奪ってゼロを並べた。長いペナントレースを戦う上で必要な、修正能力の高さも証明し「ボールが安定して、いいテンポで投げられた」と1四球で制球も安定した。

 今年3月に受けた右肘のクリーニング手術の影響も感じさせず、この日の最速は152キロ。視察に訪れた、平内を担当する巨人・脇谷亮太スカウトは「メリハリのある投球で良かった。スライダーが良く、投球の幅も広がった」と安どした。

 チームは6勝1敗で単独首位に立った。「優勝を目指している。試合をつくれるようにと思っていた」。まずはリーグ戦制覇。その先に、夢舞台での活躍が待っている。

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2020年10月28日のニュース