関本賢太郎氏 高山、木浪、糸原…シーズン中のドラフトに期するものあるはず 刺激にかえて戦え

[ 2020年10月28日 06:15 ]

セ・リーグ   阪神4-1中日 ( 2020年10月27日    甲子園 )

<神・中22>  5回 2死 滝野の遊ゴロを一塁へジャンピングスローを決める木浪(左は大山)    (撮影・成瀬 徹)  
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 【関本賢太郎 視点】シーズン中に行われたドラフトですが、現役選手たちは絶対に見ていたでしょう。同じポジションの選手を獲ってくるということは、球団がそのポジションに不満があることを意味するからです。

 ドラフト1位は佐藤君。球団は外野での起用を構想しているようです。ということは、この日、右翼で先発した陽川はもちろん、外野手全体に、かなり影響を与えたでしょう。特に、同じ右投げ左打ちでドラフト1位入団の高山あたりは「ちょっと待てよ」という思いがあるはずです。ドラフト絡みで言えば、この日、攻守に躍動した木浪も、うかうかできません。台頭中の小幡に加え、右投げ左打ちの内野手2人が指名されました。木浪だけでなく、糸原も感じる部分があるでしょう。

 佐藤君をはじめ、新人たちの活躍に期待するのは当然です。その上で現有戦力たちに化学反応が起こってくれたら、チームの狙い通りでしょう。現役選手たちにはドラフトを「力み」ではなく「刺激」に変え、異例のシーズンを戦い抜いてほしいと思います。

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