ソフトB・周東、リーグVに花添えたW球団新 王会長“MVP”評価「今年は周東」

[ 2020年10月28日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5-1ロッテ ( 2020年10月27日    ペイペイD )

<ソ・ロ>周東とタッチをする工藤監督(撮影・中村 達也)
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 ウイニングボールは、今季を象徴する男がさばいた。9回2死満塁。ロッテ・福田秀のゴロが、周東のもとへ転がった。笑みをたたえながら二塁を踏み、最後のアウトを完成させた。

 「シーズン序盤は代走での出場。始まる前は、こんな結果を残せる感じはなかった。いい意味で自分を裏切られたなと思いました」

 リーグ優勝を決めた日に、足で球団記録を2つ更新した。四球で出塁した3回1死一塁。中村晃の初球にスタートを切り、二盗に成功した。10試合連続盗塁、月間20盗塁は、いずれも球団新記録。10試合連続盗塁は、福本豊が持つプロ野球記録の11戦連続に次ぐ、歴代2位タイ記録になった。

 17年の育成ドラフト2位。同ドラフト出身選手では最多だった11年の岡田(ロッテ)のシーズン41盗塁を超えるどころか、現在両リーグトップの46盗塁。「勝つために役割を果たす。それが記録にもつながったと思います」。足元を見つめて、結果を積み上げた。

 課題だった打力も向上し昨年の打率・196から、今季は打率・273まで上げた。「今年は、周東選手。相手にとって、あんな嫌な選手はいない」と称えたのは王貞治球団会長。「出塁すれば(二盗で)二塁打。チャンスが広がる。前半から常時出て、打撃も良くなって、最後の12連勝も含めてチームもけん引した。彼の成長、活躍が大きかった」。その言葉が、全てを物語っていた。

 プロ野球タイ記録の11戦連続盗塁への挑戦権がある。「もう、走れるだけ走ろうと。何個、とか決めずに走れるだけ走っていく。残り試合、CS、日本シリーズと頑張っていきたい」。リーグ優勝の原動力は、貪欲に、頂点まで駆け抜ける。(井上 満夫)

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