秋季高校野球関東大会 常総4強でセンバツ確実 島田監督「当たり前」を徹底

[ 2020年10月28日 05:30 ]

第73回秋季高校野球関東大会 準々決勝   常総学院9―1木更津総合 ( 2020年10月27日    ZOZOマリン )

<木更津総合・常総学院>先発し8回無失点と好投した常総学院の秋本
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 第73回秋季高校野球関東大会は27日、ZOZOマリンなどで準々決勝4試合が行われ、4強が出そろった。日本ハム、横浜(現DeNA)などで投手として活躍し、7月から指揮する島田直也監督(50)が率いる常総学院(茨城)は木更津総合(千葉)に9―1で快勝。16年以来のセンバツ切符をほぼ手中にした。

 島田監督は勝利の瞬間、小さくガッツポーズ。「選手より僕が勝ちたい気持ちが強くて、関東大会が始まってから寝られなかった」と照れ笑いした。

 7月から監督として母校を率いている。高校時代はエースとして87年夏の甲子園で準優勝。16年間のプロ生活を送ったが指導方法はシンプルで「当たり前のことを当たり前に」「準備と状況判断」を言い続けた。エースの秋本は「全員状況判断への意識が高くなり、信じて打たせて取ることができた」と8回無失点の好投。野手陣は無失策の守備と17安打の猛攻で援護した。

 4強進出により、来春のセンバツが当確。指揮官は「甲子園は選手を成長させてくれる所。そのチャンスがあるならモノにしようとやってきた。一戦一戦、力を付けている」と目を細めた。
 (松井 いつき)

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