新境地を開く36歳に注目せよ!オリックス3連敗も、先発転向の増井はまたも好投

[ 2020年10月28日 21:14 ]

パ・リーグ   オリックス0―1日本ハム ( 2020年10月28日    京セラD )

<オ・日>先発登板し力投するオリックス・増井(撮影・後藤 正志)
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 まっさらなマウンドが板についてきた。ソフトバンクの優勝が決まり、チームが来年に向けて動き始めても、先発の増井は自分の投球に没頭していた。緩急自在。カーブがアクセントになり、日本ハム打線にまるで的を絞らせない。5回まで1安打投球。6回先頭の西川に三塁へバント安打を許し、2死一、二塁のピンチを招いたところでタオルが投入された。36歳の技が凝縮された85球。ベンチで心地よい汗をふき、すっかりさまになったスターターの顔で冷静に振り返った。

 「初回から強気にインコースを使えたし、攻めのピッチングがいい結果につながった。カーブの調子もよく、頓宮がいいところでカーブのサインを出してくれて、うまく組み立てられた」

 13歳年下の女房役を持ち上げるあたりに、大人の余裕を感じさせる。日本ハム時代から絶対守護神。FAで移籍したオリックスでも後ろを任されながら、昨年不振に陥り、中継ぎに転向した。今季は開幕を2軍で迎え、一度昇格しても調子が上がらず、7月27日に再びファームへ。9月に1軍へ戻ってきた時、先発として再起を懸けることに決めた。

 肩のスタミナがないため、登板の間隔は10日以上空けて、80球前後がメド。この試合を含め5回得たチャンスで、いずれも被安打は5本以下と安定感は際立っている。山本、山岡、田嶋と若い3人で確立されたローテーション。ここに精神的支柱として増井が加われば、最下位を独走した20年の悪い記憶は払拭できる。

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