静岡ガスの元広島・木村が連覇導く!プロ時代のファンも応援に「モチベーション上がる」

[ 2020年10月28日 10:26 ]

チームの先輩からも信頼される5番としての木村の打撃
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 56チームが日本一を争う天皇賜杯第75回全日本軟式野球大会ENEOSトーナメント(スポーツニッポン新聞社主催)が31日、岡山・マスカットスタジアムで開幕する。7年連続32度目出場(推薦)の静岡ガスは、広島で育成として5年間プレーした5番・木村聡司二塁手(24)を新戦力に、2年連続3度目の頂点を狙う。沖縄ゼネラルくすぶるず(沖縄)―湘南信用金庫(神奈川)との勝者打破で波に乗る。

 プロもアマチュアもない。大好きな野球がやれる環境に心から幸せを感じ、しかも加入1年目から連覇を見据える全国屈指の名門でプレーできる。あす29日に岡山入りする木村の表情が輝いた。

 「プロでは一発勝負の経験がないし、緊張感があります。会場が広島に近く、プロ時代のファンも応援に来ると聞いてモチベーションが上がっています」

 1メートル80の大型二塁手として安定した守備を誇る。「全く違和感がないです」と硬球にはないハイボールのバウンドも難なくこなす。打順も5番で落ち着いた。今季19試合のチーム打率・218に対し・219。決して高い数字ではないが、チームトップの10打点が勝負強さを示す。50メートル走5秒台で、打率・400を残す2番のベテラン滝本中堅手が「以前はホームに還ろうと無茶して走っていましたけど、今は志田の後ろに木村がいるから安心感があります」と信頼も得ている。

 素晴らしいのは取り組む姿勢だ。叩きやゴロ打ち、エンドランといった軟式特有の戦術を懸命に理解。体に染みこませようと努力する姿に車谷監督が「真面目で一生懸命。凄いと思います」と感心する。元プロというプライドは一切ない。むしろ軟式の世界で日本一を極めた先輩たちを心底リスペクトする。

 「僕が軟式で活躍する保証はないし、先輩方の方がプロフェッショナルだと思います」

 昨年まで1年365日野球をしてきた木村にとって、仕事をしながらの環境に「もっと野球がしたいです」と苦笑した。プレーヤーとして選んだ最後の挑戦。「プレッシャーはない。優勝に貢献するだけです」と常葉橘中(現常葉大橘中)時代に日本一を経験した倉敷で躍動する。(小澤 秀人)

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