【優勝インタビュー】阿部一二三 決勝戦の前に妹・詩に一言「頑張って」 歴史的兄妹Vに達成感

[ 2021年7月25日 20:31 ]

東京五輪3日目 柔道男子66キロ級 ( 2021年7月25日    日本武道館 )

<柔道男子66キロ級決勝>金メダルを手に笑顔を見せる阿部一二三(左)と詩(撮影・会津 智海)
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 柔道男子66キロ級代表の阿部一二三(23=パーク24)が、決勝でマルグベラシビリ(ジョージア)に勝利し、五輪初出場で金メダルに輝いた。妹で、女子52キロ級の阿部詩に続く金メダルで、過去に例のない「夏季大会でのきょうだい金メダル」を達成した。

 快挙達成直後の阿部一二三は、優勝インタビューにこたえた。

 ―こみ上げてくるものあった。
 「まず、このような状況で五輪を開催されて、たくさんの人のおかげで、開催までたどり着いて。本当に、畳の上ではガッツポーズとか、笑顔でいいのかな、とやる前は思っていたけど、いろんなことを考えると、今はたくさんの思いが込み上げてきた」

 ―柔道界を引っ張ってきた。思うところもあった。
 「2019年の世界選手権で敗れて、妹が優勝して。きょうも決勝戦を妹が先にやって、先に金メダル獲って。うん。でも、僕にはすごい燃えた。絶対にやってやるしかない、と。プレッシャーとか、全然なかったです」

 ―準決勝、決勝でギアを上げた。
 「きょうは本当に落ち着いて冷静に自分の柔道ができて、その中でもしっかり前に出て、一本取りに行く柔道が出せたので、とてもよかったと思います」

 ―相手はなかなか組んでくれない。ワンチャンスだった。
 「きょうは本当にワンチャンスをものにするしかない、と常に思っていた。きょうはそのワンチャンスを、すごいものにできた」

 ―妹の詩さんが決勝を会場で応援していた。
 「見えてないです。本当ですか」

 ―2021年7月25日は、阿部きょうだいにとって特別な一日に。
 「歴史に名を刻めたというか、歴史を塗り替えられたと思います」

 ―試合の合間で、詩さんの存在が気になったか。
 「気にはなっていたが、あまり話したりはなかった。決勝戦の前は、一言だけ声を掛けた。“もう、頑張って”と。それだけです。(詩は)うんうんと、うなづいていました」

 ―無観客での五輪だった。皆さんに金メダルの報告を。
 「本当にすごく大変な時期に五輪開催をして頂いて、僕たち選手はありがたいですし、僕自身、初めての五輪で金メダルを獲れて、史上初、きょうだいで同日優勝という目標も達成できたのは、自分一人でなく、すごく支えてもらっている周りの方々、いつもで応援してくれる方々、たくさんの人たちがいると思うので、これからもオリンピックチャンピオンという名に恥じないように頑張るので、これからも応援よろしくお願いします」

 ―新しい伝説の始まりですね。
 「はい!ありがとうございます」

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