松元克央はまさかの予選落ち「ちょっと信じられない」 瀬戸大也に続きメダル候補が敗退

[ 2021年7月25日 19:37 ]

東京五輪第3日 競泳男子200メートル自由形予選 ( 2021年7月25日    東京アクアティクスセンター )

競泳男子200メートル自由形予選に出場した松元克央(AP)
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 競泳日本代表の松元克央(24=セントラルスポーツ)が25日の男子200メートル自由形予選に出場。予選5組の第5コースで1分46秒69で、この組5位。全体では予選17位で、26日午前の準決勝に進めなかった。前日24日に行われた男子400メートル個人メドレー予選で瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が敗退するなどメダル候補が連日のまさかの予選落ちとなった。

 50メートルこそ組トップで通過したが、100メートル以降失速した。「ラスト、周り見えていたので上げたんですけど、ちょっと信じられないですね…ちょっと信じられない」と、まさかの予選落ちにぼう然とした。

 初の五輪出場で独特な雰囲気にのまれたのか自己ベストより2秒遅れたレースに「すごい緊張しましたし、ただ、それは別にもう言い訳であって、その中でも戦っていかなきゃいけない。本当、信じられない」と言葉を失った。

 また「ちょっと、今はよくわからないので、ゆっくり考えたい」と言葉を振り絞った。

 名前の読みは「かつひろ」だが愛称は「カツオ」。松元は「初心に戻って“追いガツオ”でチャレンジャーとして臨みたい」と愛称のカツオに絡めて意気込んだ。19年の世界選手権で銀メダルを獲得。4月の日本選手権で1分44秒65の日本記録を樹立し、メダル獲得が期待されたが、まさかの予選敗退となった。

 ◆松元 克央(まつもと・かつひろ)1997年(平9)2月28日生まれ、福島県出身の24歳。千葉商大付高から明大を経て、19年にセントラルスポーツに入社した。17年に日本代表に初選出。19年世界選手権は200メートル自由形で銀。今年4月の日本選手権で出した日本記録1分44秒65は16年リオ五輪の金メダルと同タイム。愛称はカツオ。身長1メートル86、86キロ。

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