競泳・池江 目標の日本新に0秒03届かず女子400メートルリレー予選敗退「悔しさ8割、楽しさ2割」

[ 2021年7月25日 05:30 ]

東京五輪第2日 競泳400メートルリレー予選 ( 2021年7月24日    東京アクアティクスセンター )

<競泳 女子4×100メートル自由形リレー予選>レースを終えた池江璃花子(左)は仲間を励ます(撮影・小海途 良幹)
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 5年前の記憶がよみがえった。池江は入場の瞬間「会場がキラキラしている。またこの舞台で泳げるんだ」と胸を躍らせた。16年リオ五輪の100メートルバタフライ決勝レース前も会場が輝いて見えた。18年8月のジャカルタ・アジア大会以来、約3年ぶりの国際舞台。第2泳者の池江は5番手で五十嵐から引き継ぎ、そのまま5番手で酒井につないだ。タイムは53秒63。日本チームの4人の中で最速だった。

 出場枠が空く個人種目にエントリーする選択肢もある中で「まだ何レースも泳げる体力はない」とリレーに専念。エースが集う第1泳者候補だったが、体重が戻らずスタートが出遅れるため、第2泳者を志願した。チームの結果は全体9位で予選落ち。目標に掲げた日本新にも0秒03届かなかった。「悔しさ8割、楽しさ2割。楽しいだけではダメ。2つの目標を立てていたが、2つともあと少しで達成できなかった」と唇をかんだ。

 19年2月に白血病を告白し、闘病を開始。昨年8月のレース復帰から1年足らずで五輪舞台に立った。入院中にアンバサダー契約を結ぶミズノの担当者から闘病中のプロモーション活動の相談を受けると「自分の写真を使い続けてほしい」と希望。先が見通せない時期もトップスイマーに返り咲く強い意志は失わなかった。

 今大会は女子400メートルメドレーリレーに出場予定で、混合400メートルメドレーリレーにエントリーする可能性もある。「いろいろな情報をつかめたレース。メドレーリレーにつなげたい」。世界舞台での貴重な経験が大目標とする24年パリ五輪につながる。

 【池江に聞く】
 ――レース前の心境は?
 「観客はいなかったけど、会場がキラキラしているように見えた。リオ五輪の100メートルバタフライ決勝の時も入場した瞬間にこんなにキラキラしている会場見たことないと思った。またこの舞台で泳げるんだ、また世界の選手と戦えることは幸せだなと思った」

 ――レースを振り返って。
 「自分の力を10割は出せていなかった。個人としては、いいレースはできていなかったが、世界の舞台で戦うプレッシャーや雰囲気を感じることができた。これから世界選手権や、五輪に出て行くにあたって、いろんな情報をつかめた試合」

 ――混合メドレーリレーには出る?
 「メンバーはこれから個人種目に出場する選手の調子を見て決めると言われている。出るとしてもバタフライか自由形か決まっていない」

 ――スタート台に立った時、闘病生活が頭に浮かんだか?
 「全くなかった。完全にレースに集中していました」

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