阿部詩 悲願の金メダル!柔道女子52キロ級では日本人初の頂点にうれし涙!

[ 2021年7月25日 18:56 ]

東京五輪3日目 柔道女子52キロ級 ( 2021年7月25日    日本武道館 )

<東京五輪柔道女子52キロ級決勝>金メダルを獲得し、涙の阿部詩(撮影・北條 貴史)
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 柔道女子52キロ級の阿部詩(21=日体大)が、決勝でブシャール(フランス)を破り、五輪初出場で金メダルに輝いた。同階級では過去に日本選手の金メダルはなく、日本柔道界悲願の「金」となった。

 激戦となった。4分では決着がつかず、延長戦にもつれ込むが、両者決め手を欠いた。だが、一瞬の隙をついて阿部詩が抑え込みに入り、8分27秒に崩袈裟固で一本勝ち。勝利が決まると、畳の上で横になりながらもガッツポーズ。感情を爆発させて、その後はうれし涙が止まらなかった。

 ここまで順当に勝ち上がった。初戦となった2回戦はピメンタ(ブラジル)から合わせ技の一本勝ち。準々決勝ではジャイルズ(英国)を3分39秒で隅落による技ありで優勢勝ち。そして、準決勝では前回リオデジャネイロ五輪2位のジュフリダ(イタリア)と延長戦までもつれ込む展開。途中、左手から出血するアクシデントで治療のために試合は一時中断したが、7分11秒に鮮やかな内股で技あり。試合を決めた。

 兄で、男子66キロ級代表の阿部一二三(23=パーク24)を追いかける形で成長した。2019年の世界選手権で2連覇を達成。準決勝では16年リオ五輪金メダルのマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)を延長の末に抑え込んで勝利。決勝はナタリア・クジュティナ(ロシア)を開始わずか30秒で、得意技の袖釣込腰で鮮やかな一本勝ち。詩の強さはもはや疑いようのないものだったが、ついに五輪で頂点に立った。

 この日は、兄の一二三も登場。夏季大会での兄妹金メダルは過去に例がなく、さらに個人種目でありながら同じ日に達成できる千載一遇のチャンスで、まずは詩が快進撃を見せた。

 ◆阿部 詩(あべ・うた)2000年(平12)7月14日生まれ、兵庫県神戸市出身。5歳で柔道を始め、兵庫・夙川学院中で15年に全国中学校体育大会優勝。夙川学院高1年だった17年2月のグランプリ・デュッセルドルフをワールドツアー最年少となる16歳で制覇。18、19年は世界選手権を連覇。得意技は内股、袖釣り込み腰。右組み。日体大1年。1メートル58。

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