ロウン&矢吹奈子が語る「THE IDOL BAND:BOY’S BATTLE」(2)

[ 2022年12月19日 21:00 ]

「THE IDOL BAND:BOY’S BATTLE」でMCを務めるロウン、矢吹奈子(撮影・望月 清香)
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 日韓合同のアイドルボーイズバンドオーデシヨン番組「THE IDOL BAND:BOY’S BATTLE」(土曜深夜1・58)がTBSで放送されている。日韓の総勢54人がグローバルデビューを目指して、バトルを繰り広げている。番組でMCを務めSF9のロウン(26)とHKT48の矢吹奈子(21)が本紙の取材に応え、番組の見どころや参加者のパフォーマンスを見た感想を語った。<後編>

 ――日韓の参加者の違いは?
 
ロウン「僕自身は、違いはないと感じるし、違いはないと思うべき。なぜなら彼らは芸術をする人だから。違いがあるとすればそれは個人個人の違い。個人個人でそれぞれの魅力がある」

 矢吹「日韓の違いはそんなに感じない。ただ日本の方はコミュニケーション取るのは難しいと思う。自分が実際にそうだったので。参加者の皆さんは、私たちのアイドルグループとは違って音で会話してコミュニケーションを取っているのがかっこいいなと思いました」

 ――どうやってコミュニケーションを克服したのですか?

 矢吹「手振り身振りです。後は音で説明したり。分かる単語だけを必死にかき集めて話していました。あとみんなも日本語を少しずつ覚えてくれたので、韓国のメンバーが日本語で話して私が韓国語で話してみたいなのが多かったですね」

 ――ロウンさんが日本に持つ印象は?

 ロウン「日本語で“そうですね”という言葉が好きです。日本の参加者もよく使うし、日本の方がよく使っている。話しをよく聞いてくれているという感じがします。会話がより円滑に進むし、その会話を温かくしてくれている感じがする。とてもフレキシブルな雰囲気を持っている言葉だと感じます」

 ――日本での思い出は。

 ロウン「数えきれないくらいたくさん来ています。ただ今までは食べ物とか文化に触れるゆとりがなかった。今年の8月にソロのファンミーティングがあって日本に来たと時に、ショッピングをしたり個人の時間を使っておいしいものを食べたり北海道にも行くこともできた。これからは時間があればそういった楽しみ方をしたい。カニの海鮮丼がおいしかったので愛する家族に食べさせたい」

 ――視聴者に番組のどんなところに注目して見てほしいですか?

 矢吹「プロデューサーである日韓のバンドの皆さんがどうプロデュースするかが気になります。1軍の皆さんがどう表現するか、2軍の皆さんが自分たちでどういうメンバーを集めてどういうバンドを作るかも見どころになります。参加者の成長が見られると思うので、成長していく参加者の姿を見ながら共感してもらえたらうれしいですし、楽しんでいただければうれしいです」

 ロウン「参加しているメンバーの成長する姿を見守ってもらいたい。最初は慣れない環境で緊張すると思うけどだんだん順応していく。その姿を見てほしい。その中で自分が応援するメンバーを見つけて、そのメンバーを見てうれしいなって思ったり残念だなって思ったり様々な感情を抱いていただければ」

 ――参加者にメッセージを。
 矢吹「日本の方は宿舎に泊まっていると思うので、慣れないことも多くて大変だと思うんですけど、みんなで協力してコミュニケーションを取ってほしい。楽しみながら諦めない気持ちを持って苦しくならないように頑張ってほしいです。ちょっとでも駄目かもしれないと思うと、それがステージの上で出ちゃうので自信を持ってやってほしい」

 ロウン「これが終わりではないということを必ず伝えたい。彼らはみんな若いですし、とても素晴らしい実力の持ち主です。たとえここで脱落しても番組が見抜けなかっただけだと思ってほしい。そういった漠然とした自信を持ってほしい。必ず後悔はすると思うんですけど、できるだけ後悔が少ないようにしてほしい。そうすれば振り返ったときに必ず何か残るものがあると思います。楽しみながらベストを尽くしてほしい」


 ◇ロウン 1996年(平8)8月7日生まれ、韓国・ソウル出身の26歳。16年にFNCエンターテインメントから「SF9」のメンバーとしてデビュー。21年にドラマ「恋慕」で主演。趣味はスポーツ、散歩。

 ◇矢吹 奈子(やぶき・なこ) 2001年(平13)6月18日生まれ、東京都出身の21歳。13年にHKT48第3期生オーディションに合格。18年から21年IZ*ONEのメンバーとして活動。趣味は1人映画鑑賞。

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