「C-C-B」笠浩二さん死去 元メンバーが明かすヒット曲秘話 「泣きながらボーカルを録音していた」

[ 2022年12月19日 10:33 ]

亡くなったC-C-Bの笠浩二さん
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 「Romanticが止まらない」などのヒット曲で知られるバンド「C-C-B」のドラムとボーカルを担当した笠浩二(りゅう・こうじ)さんが14日午後6時23分、脳梗塞のため熊本県内の病院で死去した。60歳。福岡県出身。葬儀・告別式は近親者で行った。元メンバーでギターの関口誠人(63)が19日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)にVTR出演。笠さんを追悼した。

 「そろそろこっちから連絡しようと思った矢先だったので、絶句しました。一番明るくて派手でC-C-Bのアイコンのような人だったけど、実はかわいらしく見えて、一番男らしい奴で。決断力も判断力もあって、なんとなくみんなを引っ張っていってくれた人だった」と回想。

 「Romanticが止まらない」の制作では、「ボーカルは笠くんじゃなかったら私は曲を書かないって筒美京平さんに言われたんですよね。一番ヒットしやすい声の響きをしているっていうことで笠がやることになったんです」と明かした。

 「笠にはその時ボーカルやるっていう意識がなかった。彼は苦悩しまして。泣きながらボーカルを録音していたのが忘れられなくて。彼にばかりプレッシャーをかけてしまったなと。できてみると、ボーカルはとても素晴らしく美しくて。彼がプレッシャーをはねのけたおかげであの曲がヒットしてくれて、皆さんに認知されたんだなと思うから感謝しかないです」と沈痛の面持ちを浮かべた。

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