笠井信輔アナ「絶対に映像を逃してはいけない」石原裕次郎さん撮るためクレーン車…前田忠明さんの伝説紹介

[ 2022年12月19日 18:23 ]

前田忠明さん
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 フリーの笠井信輔アナウンサー(59)が19日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後3・55)にリモート出演。くも膜下出血で亡くなった芸能リポーターの前田忠明さん(81)の数々の伝説を紹介した。

 前田さんは、入院中の故・石原裕次郎さんを撮るために道路を封鎖してクレーン車で撮影したことがあったそうで、笠井アナは「裕次郎さんが大病されて慶應病院に入院された時、裕次郎さんが挨拶される時にフジテレビが上手い場所を取れなくて、それでチュウメイさんが“クレーン車だ”って、クレーン車にチュウメイさん乗って撮影した話があったんです」と懐かしみ「それがクレーン車を勝手に出したものでほとんど道路を封鎖する形になった。後で警察から、しこたま怒られたらしいんですよ。だけど、どうしてもチュウメイさんは裕次郎さんのことを“彼ほどのスターはいない”と褒めてまして、石原プロの方ともとても親交が深かったもんですから、絶対に映像を逃してはいけないって」と何が何でも石原さんの映像を撮るための手段だったと振り返った。

 ただ、その後の話として前田さんは石原さんに呼び出されて怒られたことも明かし「なぜかと言うと、“チュウさん、あなたがクレーン車に乗ってそれで落ちてケガしたら、それが社会問題になってしまうんだ。もっと慎重に取材して欲しい”と」と前田さんのことを心配して石原さんが怒ったと紹介。「石原プロは西部警察もあってクレーン車になれてるけど、あなた方はなれてないから勝手に撮影しちゃダメだと。最後にクレーン車から絶対に落ちない紐の結び方を教わったそうです」と言って、スタジオを和ませた。

 また、「犬猿の仲」とされた同じ芸能レポーターの故・梨元勝さんとの関係性にも言及。「確かにチュウさんにしてみれば、ナシさんは目の上のたんこぶ的存在だったと思います」とし「なぜかと言うと、梨本さんは徹底追及してすべてを明らかにしていく。掘り返していくタイプ。“恐縮です”って言いながらどこまでも進んでいくタイプ」とし「一方、チュウさんはいろんな人脈から“チュウさん悪いけど、こんな不祥事あるんで独占インタビューできないかな?チュウさんだったらいいんで”って。攻めの梨本に対して待ちのチュウメイだったんです。スタイルが全然違ったので、強烈なスクープはナシさんが多くて、心あるスクープ、深いスクープはチュウメイさんが多かった」と両者の性格がまったく違うとした。

 そして「ワイドショーのスタッフって強烈なスクープを求めるので、結構お尻を叩かれてたんですよ。“ナシさんにまた負けてますよ、チュウメイさん”って。そういうこともあってライバルであることは間違いなかったんです」と語った。

 ただ「チュウメイさんに話を聞くと、ナシさんと話をしてる時に“僕ら仲が悪いことになってるから、そのままいこうよ。その方が視聴者も盛り上がってるじゃない”って。2人でそんなことを話してたみたいなんです」と2人で犬猿の仲を演出していた節もあると笑った。

 笠井アナウンサーは前田さんが芸能レポーターになるため、1年半、ADとして下積みをして学んだことや芸能事務所への責任を取るため、2度ほど丸刈りにした伝説も紹介。最後に「今、自分がたくさん映画を見たり、たくさんお芝居を見たりして、いろんな方と関係性を作ってるのもチュウメイさんを見ていて、こういう形で一つやっていくのが芸能取材なんだなと教えていただいたことをとっても感謝してます」と前田さんに感謝。「いろんな勉強をさせていただきました。梅宮辰夫さん、石原裕次郎さんとか仲の良かった大物俳優と酒を酌み交わしていると思います」と天国で仲の良かった俳優陣と楽しんで欲しいと願った。

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