三谷幸喜氏 衝撃ラスト“鎌倉殿の13分”後は「ちょっと放心」「台本には書いていない」ラストの演出も

[ 2022年12月19日 16:55 ]

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の脚本を手掛けた三谷幸喜氏
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 脚本家・演出家の三谷幸喜氏(61)が19日、TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(月~木曜後1・00)に出演。18日に驚きのオープニングや衝撃的なラストシーンなど大反響の中で最終回の放送を終えたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)について“今だから話せる”裏話を語った。

 「鎌倉殿の13人」は大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は大河出演8作目にして初主演に挑んだ。

 三谷氏が脚本を書き始めて2年半。ついに18日に最終回を迎えた「鎌倉殿の13人」。山崎から「スタッフや視聴者、そして役者さんから連絡来たりしますか」と聞かれた三谷氏は「昨日(18日)も結構いろんな役者さんから“終わりましたね”みたいなメールはいただきましたね」と明かし、「彌十郎さん(北条時政を演じた歌舞伎俳優の坂東彌十郎)は、見終わった後しばらく放心状態が続いたって。僕もちょっと放心していましたけど」と最終回直後の自身についても語った。

 義時役の小栗と北条政子役の小池栄子、2人きりによる一連のラストシーンは実に約13分。義時の最期を大河史に刻み込んだ衝撃的なラストシーンに、SNS上は放心&号泣。放送終了を惜しむ声や感謝の声が続出し、瞬く間に“鎌倉殿ロス”が広がった。同日に行われたパブリック・ビューイングイベント「グランドフィナーレ」でも上映終了直後は静寂に包まれ、イベント会場に登壇した小栗ら出演者も「余韻が…」と語っていたほど。

 義時が息絶え、真っ黒の画面に切り替わった後、エンドロールのようにスタッフの名前が流れ、小さな「完」の文字が浮かび上がるまで、政子のすすり泣く声だけが聞こえるラスト。この演出について三谷氏は「あれは演出の吉田さんのアイデアですね。台本には書いていなかったから」と明かした。

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