M‐1王者ウエストランドに仕事殺到 一夜明けた朝の時点で100件 電話鳴りやまず集計不能

[ 2022年12月19日 15:57 ]

M-1王者となったウエストランドの井口浩之(左)と河本太
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 漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2022」でお笑いコンビ「ウエストランド」が18代目王者となってから一夜明けた19日、井口浩之(39)と河本太(38)の仕事が激増した。

 所属する芸能事務所「タイタン」によると、19日朝の時点で「最低でも100件ほどの仕事(TV、ラジオ、取材、営業)が増えました」という。また、電話の本数については「マネジャーたちの電話は今も鳴り止まないため、すみませんが集計は出来ておりません」とうれしい悲鳴を上げている。

 決勝のファーストステージでは、河本の繰り出す「あるなしクイズ」をネタに、井口の怒りやうっぷんがネタを通じてにじみ出るような漫才で笑いを誘った。合計659点で、さや香(667点)ロングコートダディ(660点)に次いでファイナルラウンドへ進出した。ファイナルラウンドでも同じ「あるなしクイズ」ネタで勝負。井口の怒りはさらに増幅して爆笑をさらい、恋愛映画やアイドルにまで毒を“噴射”。お笑いの本場・大阪も「自分たちのお笑いが正義だという凝り固まった考え!」と切り捨て、審査員の富澤たけしは頭を抱えてうつむいてしまうほどだった。最後は井口はM-1さえも標的に。「M-1もウザい!アナザーストーリーがウザい!いらないんだよ!泣きながらお母さんに電話するな!」とまくし立て、嵐のような4分間を締めくくった。審査員7人のうち、6人がウエストランドに投票する圧倒的な勝ち方で優勝を収めた。

 タイタンからは決勝に「ウエストランド」「キュウ」が進出。M‐1に吉本以外の事務所から2組がファイナリストになったのは2002年、松竹芸能所属の「ますだおかだ」「アメリカザリガニ」以来の快挙。爆笑問題の太田光は今月、都内で行われたイベントの席で「どちらかが優勝ししたら賞金は社長が3、僕が7で。ぜひ勝ち取って、阿佐ケ谷の歓喜となれば」とジョークを交え、エールを送っていた。

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2022年12月19日のニュース