ナイツ・塙「こんな方法は良くないのかもしれないけど…」M-1最終決戦3組の審査基準を紹介

[ 2022年12月19日 14:32 ]

ナイツ・塙宣之
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 お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(44)が19日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ナイツザ・ラジオショー」(月~木曜後1・00)に出演。18日に行われた漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2022」決勝について語った。

 最終決戦ではウエストランド、さや香、ロングコートダディの3組がネタを披露。審査員7人のうち、6人がウエストランドに投票し、圧倒的な勝ち方で優勝した。

 審査員を務めた塙は「本当に迷って、違いすぎるからね」と3組とも個性の違う漫才だったと振り返り「めちゃくちゃウケてるんだよ。こんな方法は良くないのかもしれないけど、ミスを探すしかないというか。と考えると、さや香はちょっと新山くんが緊張してて顔がこわばってたんだよね。最初噛んだでしょ?それがお客さんに伝わってたね。そういうのやっぱ分かるよね」とさや香は緊張がダイレクトに伝わってきたとした。

 塙は「5組目終わった後にトイレ行ったんだけど、さや香の後だったから“めちゃくちゃウケてましたね”って皆で話してたから、このまま行くんだろうなって本人たちも思ったんじゃないの」とさや香が高得点をたたき出し、最終決戦に進んだだけに優勝の2文字が自分たちの中でチラついてしまったのではと指摘。

 それだけに優勝したウエストランドについて「そう考えると、井口はもちろんすごいんだけど、河本のメンタルって結構すごいんだよね。ネタ飛ばしたのに一切分からない。あいつ、当たり前みたいな感じで何も乱れてない。あいつはただ、あるなしクイズを出せばいいから。アイドルとか言えばいいんだから」とネタを飛ばそうとも審査員や視聴者にそれを感じさせなかった河本のメンタルを称えた。その上で「結局そういうマインド。最後の涙にそれが出てた。あいつ頑張ってたんだなって。あれで一滴も涙流さなかったら腹立つじゃん。努力がちょっと見たいじゃん。あいつも井口だけがフィーチャーされていくけど、あのメンタルはすごいんだって」と河本が流した涙に河本なりの苦労や苦悩があったとした。

 だからこそ「さや香との最後の比較でちょと分かった。そこで噛んじゃうさや香と噛まないウエストランド。たったこれだけの違いなんだけどね」と二組に差はほとんどなかったとした。そして「ロングコートダディはめちゃくちゃ面白かった。原監督がやっぱ好きだから、あれで入れようと思った」とタイムマシンが巨人・原監督のグータッチのような形をし「HARA」と名乗ったことが面白かったと分析。「去年の真空ジェシカの江夏のボールでもちょっと思った」とネタに野球が盛り込まれるとひいきしてしまうと笑っていた。

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2022年12月19日のニュース