巨人、18日にもM点灯!山口10勝一番乗り 耐えた7回途中3失点

[ 2019年7月17日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6―3ヤクルト ( 2019年7月16日    神宮 )

10勝一番乗りの山口は指で「10」を作り笑顔を見せる(撮影・森沢裕)
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 巨人の山口俊投手(32)が16日のヤクルト戦で6回2/3を7安打3失点の粘投で両リーグ一番乗りとなる10勝目を挙げた。自身はDeNA時代の16年(11勝)以来の2桁勝利で、巨人に移籍した選手の2桁勝利両リーグ一番乗りは1952年の別所毅彦以来となった。チームも両リーグ50勝一番乗り。18日にも優勝マジックが点灯する。

 踏ん張った。3回1死から4連打と犠飛で3点を失った。同点とされ、なおも2死二塁。山口はゆったりとした投球フォームから投じたフォークで西浦を空振り三振に斬った。

 「調子自体は良くなかった。今日みたいな展開でも同点で踏ん張れている。そこは少し自分の成長なのかな」

 4~6回は内野安打一本に抑えたが、7回に2死三塁の場面を招いて交代。6回2/3を7安打3失点で、両リーグ最速の10勝。自身6連勝と好調を維持するが「そんなに意識はしていないです」と冷静に振り返った。

 躍進の一つに脱力投法がある。「10の力で10のボールを投げるより、5の力で10投げた方が打者は打ちにくい」。取り組み始めたのは先発に再転向したDeNA時代の14年途中。改良を重ね、現在はセットポジションに入ったときに力感を抜き、肩が上がらないことを意識する。今季は切れが増し、打者も差し込まれる場面が目立つ。用松淳ブルペン捕手も「球は去年よりきている」と証言する。

 「大事にしている」という遠投を繰り返し、体に染みこませる。球宴前後の休養日だった11、14日にも休日返上でジャイアンツ球場を訪れ、黙々と遠投に取り組んだ。11日は32歳の誕生日で家族からはプレゼントももらったが、昼間には練習時間を設けて調整した。

 監督通算1000勝にあと3に迫った原監督も「粘り強く放ってくれた」と称えた。チームも5連勝で、こちらも12球団一番乗りの50勝に到達。「チームのために、1勝でも多く勝てるように頑張ります」と山口。コメントには力がこもるが、マウンドでは肩の力を抜いて投球を続ける。 (岡村 幸治)

○…山口(巨)が両リーグ最速で10勝をマーク。巨人投手の両リーグ10勝一番乗りは17年菅野以来8人、9度目になる。山口は17年にDeNAから巨人に移籍。巨人の生え抜き以外で両リーグ10勝一番乗りは52年別所(49年南海から移籍)に次いで67年ぶり2人目だ。ちなみに別所は同年33勝を挙げ最多勝のタイトルを手にしているが山口はどうか。

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