日本製鉄室蘭シャークス・岩崎 日立製作所相手に好投!7回途中まで毎回の11K

[ 2019年7月17日 21:35 ]

第90回都市対抗野球大会第5日 2回戦   日本製鉄室蘭シャークス(室蘭市)0―2日立製作所(日立市) ( 2019年7月17日    東京D )

<都市対抗野球 日立製作所・日本製鉄室蘭シャークス>先発で力投する日本製鉄室蘭シャークス・岩崎(撮影・西海健太郎)
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 5年ぶり4度目の出場となった日本製鉄室蘭シャークスが横綱・日立製作所相手に大健闘した。

 好試合を演出したのが先発左腕の岩崎巧(24)法大から入社して2年目。体幹を鍛え、意識も「会社のため、お世話になっている人への恩返し」と変えマウンドに上がった。球速は130キロ台でも右打者の内角を突く小気味いい投球。2回に2ランを浴びたが、7回途中まで毎回の11個の三振を奪った。

 法大2年の時に前橋商の4歳年上の先輩と結婚。もちろん内緒だった。現在は夫人と子供を群馬に残して室蘭での単身生活。大学時代は4年春に3試合、2イニングを投げたのみ。意識が変わって投球にも幅が出てきた。

 「大学時代は自分だけのためにやってましたからね。まだプロもあきらめてないんです。きょうはある程度の投球はできたけど、あの2ランが力のなさの証明。もっと鍛えないとダメです」と反省が口を突いた。

 比嘉監督は「ほぼ完ぺきな投球だったんじゃないかな。僕の未熟さが出てしまった」と岩崎の投球には大きな賛辞を送った。
 4度目の出場で、今年こそドーム初勝利の願いは消えた。しかし左腕エースの誕生で、これからのシャークスは面白い。

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2019年7月17日のニュース