東芝・岡野、雪辱の完投 過去4戦3度KO寸前も大一番で勝負強さ

[ 2019年7月17日 05:30 ]

第90回都市対抗野球大会第4日・2回戦   東芝3―1JR東海 ( 2019年7月16日    東京D )

東芝の先発・岡野 (撮影・西川祐介)
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 2回戦3試合が行われた。東芝はエース岡野祐一郎(25)が5安打1失点完投でJR東海(名古屋市)に3―1で快勝。大会8度目の優勝へ第1関門を突破した。

 マウンドまで駆け寄った平馬淳監督に、岡野は首を振った。3―1の9回だ。2安打で1死一、二塁のピンチに「代わるか?」とささやかれたが「僕が投げます」と即答し、後続を片付けた。完封ペースの8回、代打・佐藤にソロを喫したが、5安打1失点完投。エースの貫禄を示した。

 「JR東海には去年打たれている。でも、自分が初戦を任された。チームに流れを持って来るしかない」

 オープン戦を含め、JR東海戦には過去4試合に先発したが、3度もKO寸前まで追い込まれた。それでも大一番では冷静だった。外側のストライクゾーンが広いと感じると、「球速を出すより、球数を抑えよう」とこの日の最速は146キロながら116球で最後までマウンドを守った。

 3度目の東京ドーム。進化するために、プライドも捨てた。オフには明大・森下ばりに一度上げた左足をため、右足で立つ時間を長くした。チームの1年後輩で、154キロ右腕・宮川と遠投しながら体の使い方も参考にした。「(2人とも)年下だけど参考にできるなら。プライドも何もない」。昨秋のドラフトで指名漏れの悔しさを晴らしたかった。

 スカウト陣も成長を感じ取った。「初回から9回まで同じスピード。でもピンチで上げる。球速だけが大事じゃない」。ヤクルト・斉藤宜之スカウトがうなった。「先を見ず一戦一戦投げたい」と岡野。21日の3回戦・JR東日本東北戦はドラフト1位候補・宮川の先発が有力視されるが「準備はしておきます」と隙はなかった。 (伊藤 幸男)

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