阪神・近本、赤星以来の虎新人20盗塁 2試合連続マルチで復調アピール

[ 2019年7月17日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―3中日 ( 2019年7月16日    ナゴヤD )

初回、無二盗を決める近本(撮影・成瀬 徹)
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 貧打にあえぐ中、近本の好打が光を照らした。1、2打席目に連続で「H」ランプを灯し、早々にマルチ安打をマーク。2試合連続での複数安打は6月2、4、5日の3試合連続以来で、復調ぶりを感じさせた。

 初回から躍動した。初対戦となった松坂にも、臆することはない。2球で追い込まれながらも、4球目の外角高めを中前へ弾き返した。続く糸原の打席では、初球から果敢にスチール。6日の広島戦以来6試合ぶりとなる二盗を決め、球団新人では01年赤星憲広氏(本紙評論家)以来史上4人目となる20盗塁をマークした。

 その後、糸原の右前打で三塁進塁を果たすと、見せ場はすぐに訪れた。糸井が放った中堅浅めの飛球でも躊躇(ちゅうちょ)することなくタッチアップ。快足を生かし、先制のホームに滑り込んだ。

 3回2死でも中前打を放ち、糸井の同点打をアシストした。サイクル安打を放った球宴明けも好調を維持。打率も・268まで上昇し、6月の低調(月間打率・179)を取り戻そうと必死に結果を出している。

 「良かったです」

 試合後は絞り出すように、ひと言だけ発した。一つ一つの取材に丁寧な対応を見せるドラフト1位ルーキーには珍しい光景。起因するのは、9回の守備だろう。1死一塁で平田が放った飛球は右中間を襲ったが、あと数センチのところで捕球できなかった。二、三塁とピンチを広げ、最後はサヨナラ負け。フェンス際の捕球については球宴で西武の秋山からアドバイスをもらったばかりだが、この日は好守でファンを魅了することはできなかった。

 不敗神話も途切れた。「1番・近本」が初回に出塁し、得点を記録した試合は開幕から7勝1分けだったが、9戦目でストップ。それでも下を向いてはいられない。打線のカギを握るキーマン。気持ち新たに、勝負の後半戦に挑む。 (長谷川 凡記)

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