エンゼルス・大谷 二盗決め、投手のけん制に右手から帰塁「本当はダメなので」も勝利への本能で

[ 2019年7月17日 18:29 ]

ア・リーグ   エンゼルス7―2アストロズ ( 2019年7月16日    アナハイム )

2回、今季6盗塁目となる二盗を決めた大谷(AP)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(25)の勝利への、一つでも先の塁を目指す本能がにじみ出た。2回。1死から鋭い中前打で出塁。すぐさま今季6盗塁目となる二盗を決めた。

 二塁塁上でも、先への意欲を隠さない。投手のけん制には、足からではなく頭から、手術して走塁中は補助具をつける右手から帰塁した。打者が遊ゴロに倒れたが、飛び出して三塁をうかがう構え。結局挟まれて走塁死したが、らしさである積極性から生まれた走塁ミスでもあった。

 「なるべく一気に(三塁へ)行きたかった。ただ、行っても無理だっただろうなという感じだったので。挟殺プレーで、二塁までランナー(打者走者)が行ければ一番良かったですけど」

 走塁には手術した右肘への負担を避けるため、いくつかの制約が設けられている。スライディングは基本的に頭ではなく足からで、右手は着かないように右足から。それでもこの日のけん制時の帰塁のように、とっさの動きでは頭から、右手からいってしまうケースも出てしまう。

 「本当はダメなので」と大谷は明かす。

 「突発的なプレーというか、そういう時はもちろんアウトになってはいけないのでやりますけど」。少しでも先を目指す本能と、チームとの決め事である制約との狭間で「けん制が来た時に、足から戻る距離感でいかなきゃいけない。人よりも離塁も狭いですし。なかなか難しいんですけど、行ける時は行きたいと思っています」

 この日で野手としては1シーズンにあたる通算162試合出場に達した。打率・290、36本塁打、101打点、16盗塁の成績を残した。球団によれば、デビューからの162試合で35本塁打&15盗塁以上はア・リーグ史上初めて。抑えきれない攻撃的な積極性が、影を潜めることはない。

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