マー君 1カ月ぶり白星はメジャー通算70勝目「全体的に良かった」失策絡むピンチも粘った

[ 2019年7月15日 06:05 ]

ア・リーグ   ヤンキース4―2ブルージェイズ ( 2019年7月14日    ニューヨーク )

<ヤンキース・ブルージェイズ>力投するヤンキース先発の田中(AP)
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 ヤンキースの田中将大投手(30)がメジャー70勝目を手にした。6回を4安打、ソロ本塁打2本による2失点で今季6勝目(5敗)。6月17日のレイズ戦以来、約1カ月ぶりとなる白星を挙げ、メジャー通算151試合目で、節目となる70勝(39敗)に達した。

 「最近の中では全体的に良かったんじゃないかなと思っています」

 3失策と味方守備に足を引っ張られながらも、その後をしっかりと締めた。初回1死、ガルビスを二ゴロに打ち取ったかに見えたが、二塁手トーレスの悪送球で二進を許すピンチ。いきなり得点圏に背負ったが、グリエル、ビジオを連続三振に斬った。

 味方が2点先制した直後の3回1死一塁ではソガードをスプリットで注文通りの二ゴロ併殺コースに打たせたが、再びトーレスがトスを誤り悪送球で一、二塁に。ここでもガルビスを中飛、グリエルを左飛で切り抜けた。

 「いいプレーでも助けてもらっているし。こういう時こそ自分が粘ってゼロで乗り切れれば、また勢いも出ると思って。頑張って抑えようとは思っていました」

 5回にはグリチェク、ソガードといずれも直球をソロ本塁打とされ、一度は同点に追い付かれた。だが、その裏にチームが勝ち越し。大事な6回は4番ビジオからしっかり3者凡退で締め、この回限り79球で降板して後続に後を託した。

 2度目の選出で初出場となった9日のオールスター戦から中4日での登板。その夢舞台では2回に登板し、1イニングを1安打無失点に封じて日本投手初の勝利投手となった。前半戦の課題だったスプリットも、ナ・リーグの4番で今季MVP候補のベリンジャーから空振り三振を奪うなど、手応えを深めていた。「いい練習になればと思い投げて、手応えもあった。後半戦につながると思うし、いい弾み、いいきっかけにしたい」と話していた。言葉通り、後半戦初登板での白星につなげ「そこで得たヒントを生かせた部分は、スプリットに関して言えばあったし、良かったと思う」とうなずいた。

 前半戦は5勝5敗と、安定した投球内容に比べれば勝ち星が伸び悩んだ。ただ元来、試合の流れを見抜き、勝ち星を呼び込む投球こそが田中の持ち味。この日で節目の70勝となったが、勝率・642はレスター(カブス)の・641を抜き、最低でも50以上の勝敗が付いた現役投手では単独5位となった。上位はトップからカーショー(ドジャース)の・693、プライス(レッドソックス)の・661、シャーザー(ナショナルズ)の・659、ストラスバーグ(ナショナルズ)の・652とスーパーエース級が並ぶ。

 ブルージェイズからはこれで球団別でメジャー最多の12勝目(5敗)。70・9%と高いストライク率で、無四球、5三振。後半戦幸先の良いスタートを切り「いい流れになっていけばいいとは思う。ただそう自分で願っているだけじゃ何ともならない。その流れを自分でつかみ取れるように、しっかりとまた次の登板に向けて準備していきたいです」と表情を引き締めていた。

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