元DeNA須田が王者討ち9年ぶり1勝!JFE東、延長12回サヨナラ劇勝

[ 2019年7月15日 05:30 ]

第90回都市対抗野球第2日 2回戦   JFE東日本3―2大阪ガス ( 2019年7月14日    東京D )

<大阪ガス・JFE東日本>12回2死三塁 サヨナラ安打を放った中沢(右奥)の歓喜の輪に須田(左手前)も飛び込む(撮影・久冨木 修)
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 1、2回戦3試合が行われた。今大会初の延長タイブレークに突入した2回戦は、JFE東日本(千葉市)が前年覇者の大阪ガス(大阪市)を相手に12回サヨナラ勝ち。元DeNA・須田幸太投手(32)の4イニングの力投が、7年ぶりの初戦突破を呼び込んだ。1回戦はシティライト岡山(岡山市)が宮崎梅田学園(宮崎市)との初出場対決で勝利。ヤマハ(浜松市)は延長10回、七十七銀行(仙台市)に競り勝った。

 2―2に追いつき、なお2死三塁。打席に向かう早大の後輩・中沢に、須田が叫んだ。「W(早稲田)の魂を見せてこい!」。魂をたぎらせ、集中力を研ぎ澄ませた中沢は10球目、右前にサヨナラの適時打。須田にとって9年ぶりの都市対抗白星をプレゼントした。

 須田は0―0の9回から登板。最初の3イニングを5連続三振などパーフェクトに抑えたが、「初めての体験」という無死一、二塁から始まるタイブレークで2点を失った。須田さんを負け投手にさせない――。JFE東日本ナインの思いが延長12回に爆発。死球で無死満塁とし、主将の鳥巣が同点の左前適時打を放ち、中沢が決めた。

 「須田さんに言われて僕もWの魂見せてきますと。あまりに集中しすぎて何を打ったかも覚えていません」と声を弾ませる中沢に対し、須田は冷静に試合を振り返った。「あえて言うけど、何やってるんだ、打撃陣」。真っ先に11回まで無得点の打線に苦言を呈した。そして、「初戦だから想定はしていたけどね」と付け加えた。1点もやれない3イニングで「狙って三振を取りにいった」という。打線を鼓舞する力投でサヨナラを呼んだ。

 前年王者を撃破しての勝利。「6回までリードしたら俺がいるから、と言っている。初戦が一番難しい。これでテッペン(優勝)を狙える」。須田は初の黒獅子旗に照準を定めた。(落合 紳哉)

 《元プロ3年ぶり勝利》昨年までDeNAに在籍した須田(JFE東日本)が今大会初勝利。須田の都市対抗での白星は10年の三菱重工広島戦以来9年ぶりとなった。元プロの勝利投手は16年の元ロッテ・荻野忠寛(日立製作所)以来3年ぶり。他に元阪神・中ノ瀬幸泰(西濃運輸)、元近鉄・丸尾英司(パナソニック)らがいる。

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