JR東日本東北・薗部 今大会初のグランドスラムに興奮 指揮官は「本当は4回に…」

[ 2019年7月15日 18:19 ]

第90回都市対抗野球大会第3日 2回戦   JR東日本東北7―1信越硬式野球クラブ ( 2019年7月15日    東京ドーム )

<JR東日本東北・信越公式野球クラブ>6回無死満塁、左越え満塁本塁打を放ったJR東日本東北・薗部(右端)はナインから出迎えられる(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 会心の一撃に、JR東日本東北・薗部優也捕手(27)が一塁側の大応援団へガッツポーズを見せた。1―1の6回無死満塁から左翼席へ今大会初のグランドスラム。「打った瞬間、行ったなと。同じ職場の人も喜んでくれたと思います」。JR東日本に入社7年目。初の満塁弾に興奮を隠せなかった。

 同点とした直後の4回無死二、三塁では一邪飛に倒れた。「監督から“力を抜いてゴロでもいいから思い切りいけ”と言われて開き直れました」。西村亮監督(44)は「本当は4回に打って欲しかった」と苦笑いした。

 薗部本人は5、7回と一塁走者2人をけん制で刺したバッテリーの共同作業も評価して欲しい様子。「サインプレー。あれは大きかったと思う」。東北2次予選は4番。本大会は補強の石黒凌外野手(24)に4番を譲っての5番も「誰か打ってくれという感じ。打順にこだわりはありません」。

 4年ぶりの出場。チーム創部100周年とあり、仙台市から約1万5000人の応援団が乗り込んできた。「節目の年だし、1勝したかった」。東北勢唯一の初戦突破から、レールに乗って突っ走る。

続きを表示

2019年7月15日のニュース