【福井】プロ注目左腕　丹生・玉村、10球団スカウト前で7者連続&毎回16K

第101回全国高校野球選手権　福井大会1回戦   丹生6―2武生商 （ 2019年7月14日    福井県営 ）

＜丹生・武生商＞9回1死まで5安打2失点と好投した玉村（撮影・後藤　正志）
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　丹生（福井）のドラフト候補左腕の玉村昇悟投手（3年）が8回1/3を5安打2失点。7者連続を含む毎回の16奪三振の圧巻の投球を見せた。

　「三振を取るとチームに流れが来る。追い込んだら、いつも狙おうと思っています」

　主将らしく冷静に初戦突破を喜んだ。序盤は強い雨で制球に苦心したが、球威で押し切った。2回先頭から7者連続三振。4回1死から武生商の2番、佐藤の初球のセーフティーバントを落ち着いて投ゴロに処理。佐藤とはいとこの間柄で、連続三振がストップしたが「ああいう攻め方もされるのかと、いい発見でした」と振り返った。

　9回の先頭打者を空振り三振に斬ったところで右翼へ回ったが、自己最速タイの147キロをマーク。10球団のスカウトに対してアピールした。（石丸　泰士）