大空幸星氏 “死刑のはんこ”発言の葉梨法相に「目立ちたいとかお金集めたいんだったら転職されれば」

[ 2022年11月10日 13:06 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 慶大を今年卒業した、24時間無料でチャット相談できるNPO法人を運営する大空幸星氏が10日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にコメンテーターとして出演。葉梨康弘法相が9日夜、東京都内の会合で「だいたい法相は朝、死刑(執行)のはんこを押す。昼ニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職だ」などと述べたことに言及した。

 葉梨氏は「法務大臣になりまして3月(みつき)になるんですけれども、だいたい法務大臣というのは朝、死刑のはんこを押しまして、昼ニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」と述べ、さらに「今回は、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の問題に抱きつかれてしまいました。ただ抱きつかれたというよりは、一生懸命その解決に取り組まなければいけないということで、まぁ私の顔もいくらかテレビでですね、出るようになった」とも語った。法務行政のトップとして不適切だと批判を浴びる可能性がある。8月の初入閣後、死刑は執行されていない。

 大空氏は「これは死刑(執行)のはんこを押すこと以外の仕事は地味であると伝えたかったんだと思うんですけれども、そこを揶揄したことは問題があって、刑務所とか更生支援とか保護司さんとかの取り組みって地味かも知れないけど、非常に重要な仕事なわけですよね。それを地味だと形容してしまったというのは、これは大きな誤りだと思うんです」と指摘。

 そして、「もう1個あるのは、政治的にこの葉梨法務大臣が在任中の間、死刑執行を難しくさせてしまったという要因もあると思いますね。ここにも問題があると」と言い、「やっぱりね、政治家がその場を盛り上げようとして言う冗談、自虐的に言う冗談というのは、大して面白くもなければ、自分の無知であるとか、人権の意識の欠如みたいなところをただ露呈しているだけという、そういうケースが非常に多いわけですからね。もし目立ちたいとかお金集めたいんだったら転職されればいいだけの話であってね、やっぱり法務大臣としては不適切だったと言わざるを得ないと思いますね」と自身の考えを話した。

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2022年11月10日のニュース