ゆっかー メンバー脱退、卒業、改名…波瀾万丈7年間でも「最高に楽しかった」 魂込めた「僕は嫌だ!」

[ 2022年11月10日 05:20 ]

卒業セレモニーで1期生と抱き合う櫻坂46の菅井友香
Photo By 提供写真

 櫻坂46の初代キャプテン・菅井友香(26)の卒業セレモニーが9日、東京ドームで行われた。欅坂46時代から7年間、グループを導いてきた功労者のラストライブで、2日間の公演で約8万人を動員。メンバーの脱退、卒業、そして改名を乗り越えてきた菅井。最後は水色のロングドレスで登場し「今日までグループを守るために戦ってきました。悲しいこともありましたけど、最高に楽しかったです!」と充実の表情だった。

 「思い返すと波瀾(はらん)万丈なアイドル人生でした」。そう語り出した7年分の思いには、重みがあった。「いろいろな言葉でバッシングされた」「心から笑えなくなった時もあった」。それでも「前よりも成長した、たくましい櫻になったと思います」と笑顔。「これからも素敵な愛にあふれたみんなの応援を、よろしくお願いします!」とファンに語りかけた。

(魂を込めて/) アンコールでは会場がどよめいた。流れたのは欅坂46の代表曲「不協和音」。メッセージ性の強い歌詞と激しいダンスが特徴で、欅坂46のラストライブなどで代理センターを務めてきた一曲。当時のステージ衣装でセンターに立ち、曲中のセリフ「僕は嫌だ!」を魂を込めて叫んだ。新曲「摩擦係数」など全20曲を“完走”した。

 卒業後も芸能活動は継続。終盤にはメンバー一人一人から花と手紙のプレゼント。ラストソングは卒業用に書き下ろされたセンター曲「その日まで」。メンバーの作ったアーチをくぐり、ドームの花道を駆け抜けた。「また大好きな皆さんに会えるように、走り出したいです!」と語り、最後はお決まりの「がんばりき」ポーズ。菅井が次なる夢への一歩を踏み出した。

 ◇菅井 友香(すがい・ゆうか)1995年(平7)11月29日生まれ、東京都出身の26歳。16年、シングル「サイレントマジョリティー」で欅坂46のメンバーとしてデビュー。お嬢さまキャラで、中学1年から馬場馬術を本格的に開始。17年から日本馬術連盟の馬術スペシャルアンバサダーを5年間務めた。身長1メートル65、血液型AB。

 ≪2代目キャプテン松田里奈、ゆっかー見習う≫前日8日の公演で、2代目キャプテンを2期生の松田里奈(23)が務めることが発表された。きょう10日から就任し「たくましくあり続けたキャプテンの姿を見習って、私もできることをやっていきたい。一緒に歩んでいきたいと思えるようなグループを目指します!」と意気込んだ。元銀行員という異色のキャリアを持つメンバー内で唯一の社会人経験者。明るいキャラクターで、菅井に続いてグループを引っ張る。 

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