フジテレビ「PICU」現場の声聞き得た思わぬ視点

月9ドラマ「PICU」に出演する安田顕。北海道を舞台に奮闘する姿が描かれている（C）フジテレビ
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　話題のフジテレビ月9ドラマ「PICU」（月曜後9・00）。吉沢亮（28）演じる医師たちが、新設された小児専門の集中治療室（PICU）で奮闘する姿が描かれる。舞台は北海道。本来は美しく雄大な大地だが、それゆえに移動が困難で急患の子供たちにとっては残酷な土地へと姿を変える。

　金城綾香プロデューサーはドラマ制作にあたり入念な取材を敢行。「北海道の医療に関わる皆さんが丁寧に向き合ってくれた。へき地医療を担当する方や、ドクターヘリを導入した方などに話をうかがえた」と明かした。劇中では、ヘリが山を越えられなかったり、陸路が遠回りだったりと、一刻を争う事態にもかかわらず、もどかしい様子が緊迫感とともに視聴者に伝わる。「取材をすることで我々には思いもよらなかった視点を入れられた」と手応えをのぞかせた。

　実際に北海道ロケも行っている。金城氏は「カヌーのシーンを撮影するために湖に行った時には、車で1時間かかりました。改めて北海道の広さを感じた瞬間でした」と振り返った。