木村拓哉 月9帰還 9年ぶり11度目主演 “新風”巻き起こす 来年4月期「風間公親―教場0―」

[ 2022年11月10日 05:00 ]

来年4月期のフジテレビ月9ドラマ「風間公親-教場0-」で主演を務める木村拓哉
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 俳優の木村拓哉(49)が、9年ぶりにフジテレビ月9ドラマで主演を務める。来年4月期の「風間公親―教場0―」(月曜後9・00)で、過去に2度特番として放送されヒットした「教場」シリーズを連ドラ化。木村は「“フジの月9”っていうあの空気は、今回全部入れ替わる」と同枠に新風を巻き起こすことを誓った。

 過酷な警察学校を舞台に、木村演じる冷徹な教官・風間公親が、さまざまな思惑を持つ生徒たちの秘密やトラブルを暴きながら、指導していく作品。白髪に義眼というこれまでの木村のイメージを覆す風貌も話題となり、2020年と21年の放送時には視聴率も同時間帯トップとなった。

 連ドラは、風間が鬼教官になるまでの物語。警察学校に赴任する以前に、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代が描かれる。「残念だが君には見込みがない」などの冷徹な言葉は健在。新人とともに事件を捜査するシーンも見どころとなる。「生徒の前にいるのではなく、実際の事件の前にいる。その点では、警察学校を描いた1作目と2作目とは、風間の後ろの背景が全く違ってきます」と今作の意義を強調した。

 木村が月9で主演するのは14年の「HERO」以来、11度目で自己の歴代最多を更新。脚本は「踊る大捜査線」シリーズで知られる君塚良一氏、演出は「プライド」(04年)などでタッグを組んだ中江功氏という盤石の布陣だ。

 連ドラ化にあたり「まだ描いていない風間というのがあったので、視聴者の皆さんからの“続編を見たい”という気持ちが今回につながったのはうれしかった」と感謝。「1作目も2作目もチームで力を注いだ挑戦となりましたが、今回はそれ以上に大きな挑戦だと思います」と気合を入れている。

 ≪「相棒」もスペシャルドラマから連ドラ化≫スペシャルドラマから連ドラ化作品としては「相棒」(テレビ朝日)が有名。水谷豊(70)主演で、2000年に土曜ワイド劇場の2時間ドラマとしてスタート。3作を放送し、好評だったことから02年に連続ドラマ化され、現在シーズン21が放送されている。

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