テレ朝・玉川徹氏 3週間ぶり番組生出演「やっぱり現場は行ってみないと分からない」

[ 2022年11月10日 09:58 ]

東京・六本木のテレビ朝日
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 テレビ朝日・玉川徹氏が10日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演。10月20日の放送以来となる出演で「現場取材」の結果を報告した。

 同氏は番組開始30分すぎに登場。MCの羽鳥アナに紹介され「皆さん、ご無沙汰しております。羽鳥さん、お久しぶりです。(コメンテーターの)皆さん、お久しぶりです」とあいさつ。「現場に行きたいということで、これから現場の取材を続けたいと思っているのですが、今日はインバウンドの現場に行って来ました」とリポートを始めた。

 成田空港に赴き、訪日外国人に英語も交えてインタビュー。イタリアから来たアニメ好きの一行に密着取材し、ナレーションも務めた。安価で高品質の医薬品、アニメ、平和など「日本にしかないもの」を求めて訪日したと結論付け。「3つ、どれもこのまま努力せずに、このまま持ち続けられるものではないと思った」と見解を語り「やっぱり、現場は行ってみないと分からない、これからも現場、続けて行ってみたいと思います」と決意を口にして、20分間にわたるVTRを締めた。

 同氏は9月28日の放送で、安倍晋三元首相の国葬における菅義偉前首相の弔辞を「これこそが国葬の政治的意図」と表現。「僕は演出側の人間としてテレビのディレクターをやってきましたから、それはそういうふうに作りますよ。政治的意図がにおわないように、制作者としては考えますよ。当然これ、電通が入ってますからね」とコメントした。翌日の番組内で「この発言は事実ではありませんでした。さらに、電通は全く関わっていないということが分かりました」と事実誤認を認め、謝罪したが、発言の影響は大きく、テレビ朝日は10月4日に、玉川氏の謹慎処分を発表。管理監督責任を問い、報道局の情報番組センター長と番組チーフプロデューサーもけん責処分とした。

 玉川氏は10月19日の放送で発言を改めて謝罪し「これまで私はスタジオでさまざまなニュースに対し、コメントを続けてきましたが、これからは現場に足を運び、取材をし、事実確認をして報告する。その基本に立ち返るべきだと考えました。そして、その結果はこの“羽鳥慎一モーニングショー”でお伝えする。そういうふうな考えに私は今回至りました」と話していた。翌20日の番組に出演しており、生出演はそれ以来だった。

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2022年11月10日のニュース