日本ハム、挟殺失敗から勝ち越し点献上 清宮空タッチ、平沼は捕球ミス…

[ 2020年10月30日 19:53 ]

パ・リーグ   日本ハム―オリックス ( 2020年10月30日    札幌D )

<日・オ>5回1死三塁、佐野の適時打で生還した大城を出迎えるベンチの選手ら(撮影・高橋茂夫)
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 審判の判定があるまで、自身で決めつけてプレーを止めてはいけない。その教訓となるようなプレーで日本ハムが勝ち越し点を失った。

 1点リードの5回に先発・マルティネスが佐野の適時打で同点とされ、なおも1死一塁の場面だった。マルティネスの一塁へのけん制球で一塁走者・佐野が飛び出し、挟殺プレーに。一塁手・清宮がダッシュして佐野の尻付近に手を伸ばしてタッチしようとした際に佐野がタッチされたと勘違いしてスピードを緩めた。それで清宮もプレーを緩めたが、二塁塁審・村山はこの時点ではアウト、セーフのコールはせず。清宮は慌てて遊撃手・平沼にショートスローしたが、これを平沼が取り損ねたため、佐野は二塁に到達してしまった。

 栗山監督は清宮のタッチプレーを巡ってリクエストを要求。しかし、長いビデオ検証の結果、清宮は佐野にタッチしていなかったとしてセーフの判定(記録は遊撃・平沼の失策)は覆らなかった。これで佐野が二塁に残り、2死後にマルティネスが安達に適時二塁打を許し、手痛い守備のミスから失点を喫した。

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2020年10月30日のニュース