阪神・井上 完璧アーチで高卒新人初のウエスタン2桁弾に王手!「もう一度上がれるように」

[ 2020年10月30日 05:00 ]

ウエスタン・リーグ   阪神7-5中日 ( 2020年10月29日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・中>2回 無死 左越えに本塁打を放ち、笑顔の井上(代表撮影)
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 まさに打った瞬間だった。阪神・井上広大外野手(19)が29日のウエスタン・リーグの中日戦で、9日の同ソフトバンク戦(タマスタ筑後)以来となるソロアーチ。球団の高卒新人としては02年桜井に並んで歴代最多となる9号本塁打を記録した。

 「(感触は)良かったです。ただ、打球の上がり方が若干ドライブ回転だったので、そこをもう少しきれいな角度で上がるように」

 2回先頭で迎えた第1打席だった。17年WBC日本代表経験など実績十分の左腕・岡田に対して、1ボール1ストライクから甘く入った142キロ直球を完璧に仕留めた。快音とともに大きな放物線を描いた打球は、左中間の防球ネット中段にまで到達。持ち前のパワーが炸裂した。

 今月14日に初昇格即スタメンデビューも、リーグ防御率1位の中日・大野雄を前に3打数無安打。16日ヤクルト戦でプロ初安打となる適時打を記録したものの、通算で11打数1安打、1打点で21日から再び2軍で汗を流す日々を送る。「一発目からリーグで一番良いぐらいの投手とやったので。良い経験というか、そういったものができた」。その経験が生かされたのがこの日の7回無死満塁で迎えた第4打席だった。カウント2ボール2ストライクと追い込まれながらも石川翔のスライダーを中前にはじき返す2点適時打。「上で試合をしていると、追い込まれると変化球と真っすぐ両方考えさせられたりするので。それを意識した中で、きょうは追い込まれてからもヒットが出た」と本人もうなずく一打だった。

 ウエスタンは残り3試合。あと1本塁打で2桁に乗せれば、高卒新人としては同リーグ史上初となる。「打ちにいって当たればって感じなので。しっかりとミートすることを意識して」と特別な意識はない。見据えるのはその先の再昇格だ。

 「もう一度(1軍に)上がれるよう、残り3試合でしっかりと結果を出せるように。守備走塁攻撃、どれでも上で課題があるので、それを残り3試合や練習でなくしていけるようにやりたい」

 未来の和製大砲候補は、貪欲に成長を追い求め続けている。  (阪井 日向)

 ▼阪神・平田2軍監督 「今日(阪神での最終戦となった福留)孝介が声出ししたときに、『俺に今後この選手がって目立つようなのを今日みせてくれ』っていう話をした所で(井上)広大が3安打かな。今日はそういう所でのホームランとタイムリーといった所では、孝介の印象に残ったんじゃない」

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