阪神・糸原&陽川 難攻不落の大野雄沈めた! 2試合連続完封負け、このままで終われるかよ!

[ 2020年10月30日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-1中日 ( 2020年10月29日    甲子園 )

<神・中24>初回無死一塁、糸原は大野雄(左)の連続無失点を止める同点の右中間適時二塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 阪神は29日の中日戦に勝って5連勝。貯金を今季最多5とし13日以来の2位に浮上した。糸原健斗内野手(27)が初回に右中間を破る同点二塁打で中日・大野雄の連続イニング無失点を「45」で止めると、3回には陽川尚将内野手(29)が左中間への適時二塁打で貴重な追加点を叩き出した。投げても西勇輝投手(29)が1失点完投で大野雄に投げ勝ち、11勝目を挙げた。

 立ちはだかる大きな壁を電光石火の攻撃で打ち破った。糸原の快音がナインに勇気と勢いをもたらした。

 「チカ(近本)が塁に出てくれたし、次の打者へつなぐ気持ちで打席に入った」

 西勇が1点を先制された直後の初回、対峙(たいじ)したのは45回連続無失点と無双状態の大野雄。右前打の近本を一塁に置き、送りバントではなく強攻策を選択したベンチの期待にフルスイングで応えた。7球目のフォークを捉えた打球は右中間を破る適時二塁打。大野雄に対しては7月24日の対戦で4回に1点を奪って以来、20イニングぶりの得点となる会心の同点打で記録を止めると、走塁でも躍動した。マルテの遊撃左へのゴロ(記録は内野安打)で三塁を陥れると、大山の遊ゴロの間に勝ち越しのホームを踏んだ。

 ここまでチームは4度対戦し1勝2敗も最近2試合は連続完封されるなど完璧に抑え込まれていた。背番号33にとっても、特別な相手だ。昨季は10打数1安打と手も足も出なかった反省を踏まえ、開幕延期の期間を利用して映像などで徹底研究。試合前まで8打数3安打とやり返し、この夜の一打でさらに自信を深めた。

 キャプテンに続いたのは「ゴリラ」の愛称で親しまれる陽川。3回、2死から作った一、二塁の好機で「宝刀」ツーシームを仕留め左中間へ適時二塁打。リードを2点に広げる価値ある1本を「ここ最近はチャンスの場面で打てていなかった。みんながいい流れで回してくれたので、その流れに乗って打つことができた」と喜んだ。

 矢野監督も「健斗が積極的な走塁でサードに行ったっていうのもすごく効いた。立ち上がりで2点取れたのは大きい。(陽川も)あそこで打ってくれたというのは相手に与えるダメージがある」と殊勲の2人を称えた。

 負ければV逸の状況から5連勝。天敵に一矢報いただけでなく、チームの底力を感じさせる1勝になった。(遠藤 礼)

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