ロッテ 史上初2者生還逆転サヨナラ暴投…守護神・益田 痛恨ワンバン、田村捕球できず

[ 2020年10月30日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3―4ソフトバンク ( 2020年10月29日    ペイペイD )

<ソ・ロ>9回1死二、三塁、打者・松田宣の時に益田(右)の暴投で三走・柳田に続き二走・釜元が生還しサヨナラ勝ち(撮影・岡田 丈靖)
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 悪夢は3度続いた。ロッテ・井口監督は守護神を投入しながら20、21日の西武戦に続き、サヨナラ負け。捕手の田村は膝をつき、手で顔を覆った。1点リードの9回1死二、三塁で益田のワンバウンドしたシンカーをはじいた。ボールの行方を見失うと、三塁走者に続き、二塁から代走・釜元の生還も許した。井口監督は「最後はミス。苦しいのは分かるが、こういう試合をものにしないと上にいけない」と言った。

 7回1失点だった美馬の3年ぶりの2桁となる10勝目も消滅。敵地でソフトバンクの優勝を阻止するどころか3連敗を喫し、CSを争う3位・西武と1ゲーム差、4位・楽天も2.5ゲーム差に迫る。残り9試合は全て本拠地。指揮官は「これでビジターは終わり。ホームで調整してやりたい」とファンの後押しと、選手の底力に期待した。(横市 勇)

 ≪一気に2人生還の逆転サヨナラ負けは史上初≫ロッテは9回に益田の暴投で柳田、釜元(ソ)の生還を許して逆転サヨナラ負け。51年6月3日に国鉄の金田が巨人戦の延長11回に2者連続暴投で逆転サヨナラ負けを喫した例があるが、一気に2人が生還しての逆転サヨナラ負けは史上初。

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