第2先発、不慣れな球場…東尾修氏が指摘 巨人が日本シリーズで勝つための3つのポイント

[ 2020年10月31日 05:33 ]

東尾修氏
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 巨人がセ・リーグ連覇を果たした。セ・リーグは今年はクライマックスシリーズ(CS)がなく、日本シリーズへ直行する。スポニチ本紙評論家の東尾修氏(70)は、巨人が日本一を勝ち取るためのポイントを分析した。

 (1)11月14日に公式戦最終戦が入ったことは大きい
 セ・リーグを独走して優勝を果たした巨人。11月21日から始まる日本シリーズへ、3週間という期間をどう使うか。心配されるのは実践勘だが、日本シリーズ前の11月14日にDeNA戦(横浜)が組み込まれた意味は大きい。たった1試合だが、プロ相手にしっかりと調整を踏める。どうしても紅白戦やシート打撃だけでは、難しい調整となるからだ。問題は疲れを抜きながら、どれだけ心身ともに充実した状態を作れるか。大切な3週間となる。

 (2)先発で1試合を託せるのは菅野だけ 第2先発の重要性
 絶対的エースの菅野が投げる試合は2試合なら、必ず勝つことは大前提だ。彼の出来で戦いは変わる。ただ、1試合を託せる先発投手はシーズン終盤を見ても菅野だけだ。それ以外の試合は先発を交代した後の第2先発的な投手が重要になる。相手は未定だが、パ・リーグを制したソフトバンクは「好球必打」が徹底できるチーム。短期決戦なら、なおさら徹底してくる。投手の球数はどうしてもかさむ。2人ないし3人で6回、7回までといった状況を作って勝機を見出すためにも、原監督の判断、戦局を見極めた選手配置、継投策が必要になる。1番調子のよい投手を見極め、序盤から中盤のポイントで起用するなど、レギュラーシーズンの形を崩すことも必要になるだろう。

 (3)不慣れな京セラドーム 打線が早くリズムを
 東京ドームが使えないため、巨人は京セラドームを本拠地として使用する。1、2、6、7戦となるが、今年は同球場で試合がなく、18、19年でも2年で計7試合しか試合をやっていない。菅野ですら過去4試合に登板しただけだ。「普段通りの戦い」がなかなかできない日本シリーズで、不慣れな球場は心理面で不利でもある。それを打破するのは打線の力。シリーズの早い段階で各選手がリズムを整えられるか。封じ込められるようだと、厳しくなる。

 新型コロナウイルスで特別なシーズンとなった。球団関係者、首脳陣、選手、スタッフ全員が大変な思いを乗り切ってリーグ優勝を勝ち取った。巨人への敬意を示すとともに、セ・リーグの代表として、最後の力を振り絞ってもらいたい。(スポニチ本紙評論家)

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