虎の意地や! 西勇が大野雄に投げ勝った! 自己最多4度目の完投勝利 2回以降二塁踏ませず

[ 2020年10月30日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-1中日 ( 2020年10月29日    甲子園 )

<神・中24> 中日に完投勝利し、矢野監督(右)とグータッチする西勇 (撮影・平嶋 理子)                                                             
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 セ界No・1左腕に投げ勝った。9回2死一塁でシエラを三直に仕留めると、阪神の西勇は右拳を握りしめ、喜びをかみしめるようにグラブを叩いた。シーズン自己最多4度目の完投勝利で中日・大野雄を超える11勝目を奪った。

 「コントロールがいいなという感触はブルペンからありました。相手が大野さんでしたし、先制点を取られましたが3点取ってくれて、完投できて良かったです」

 出はなをくじかれても、崩れるどころかギアを上げられるのがエースだ。初回1死から京田に右翼ポール際に先制ソロを許したが「関係ないですね。1回だから丁寧に投げなきゃいけないとかはない」と動じることなく、自らの投球に終始。2回以降は二塁すら踏ませなかった。

 負ければ15年連続V逸が決まる一戦での快投。矢野監督も「大野に勝つぞというか、負けないぞというか、そのような気持ちは持っていて当然だとは思う。実行するのは簡単なことじゃないけど、そこが素晴らしい」と最敬礼した。

 完投にこだわったのには、わけがあった。「昨日(28日)ブルペンデーでたくさんの中継ぎの方が投げていましたし、何とか流れを引き込んで長いイニングを放ろうと」。エースらしく、フル稼働でチームを支える救援陣を気遣った。

 オリックス時代の14年にマークした最多12勝まであと1つ。残り9試合で、最低でも1試合は登板可能。防御率は2・03とし2位に浮上したがトップの大野雄とはまだ差がある。12個目の白星だけはつかんで、異例だったシーズンを勝利で締めたい。 (田中 想乃)

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