「よくこの雰囲気の中で…」林監督と1、2番コンビの星稜OB・清水さん、声援で後押しも…

[ 2019年8月22日 20:32 ]

第101回全国高校野球選手権大会 決勝   星稜3―5履正社 ( 2019年8月22日    甲子園 )

声援を送った清水雄一さん
Photo By スポニチ

 星稜スタンドではOBが声をからしてナインを後押しした。林和成監督(44)の同級生で、松井秀喜氏(45)が2回戦の明徳義塾戦で5打席連続敬遠された92年夏の甲子園に「1番・中堅」で先発出場していた、松井氏の1学年下の清水雄一さん(44)も観戦。当時を振り返り「自分たちのときも松井さんがいて優勝候補と騒がれている中でした。この子たちも優勝候補と言われているので頑張ってほしい」とエール。「こうやってスタンドから見ると、よくこの雰囲気の中で試合をしていたな、と。自分もやっていたことを想像すると緊張します」と中堅の守備位置を見つめた。

 92年夏の甲子園では林監督も同じ2年生で「2番・遊撃」で先発出場しており、「同期の中では一番の選手だった。すごく真面目なタイプ。私は抜けているところがあったので、それで1、2番のバランスが取れていた」と冗談交じりに清水さんは述懐する。「5打席連続敬遠」については「思い出ではありますけど、苦い思い出でもある」と複雑そうな表情で話した。清水さんや林監督も入っているメッセージアプリ「LINE」の同期グループがあり「励ましながらみんなで応援しています。監督も夜、時間が空いたら“ありがとう!”と必ず返信をくれる」と明かし、「悲願の優勝を目指して頑張ってほしい」と願ったが、あと一歩で惜しくも届かなかった。

続きを表示

2019年8月22日のニュース