阪神・藤川、11球締めで8S ドリス復帰“新方程式”でも守護神

[ 2019年8月22日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―1DeNA ( 2019年8月21日    京セラD )

最後を締めた藤川(撮影・井垣 忠夫)
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 阪神は21日のDeNA戦に快勝し、2連勝へ伸ばした。藤川球児投手(39)が最終の9回をわずか11球で料理し、今季8セーブ目、日米通算235セーブへと積み上げた。20日にドリスが再昇格を果たし、新勝利の方程式も完成。逆転でのクライマックス・シリーズ(CS)進出へ、鉄壁のブルペン陣を引っ張る百戦錬磨の守護神が頼もしい。

 理想的な試合運びを鮮やかに締めた。5回1失点で降りた秋山の後を受けた救援陣が次々とスコアボードに0を並べ、最後は当然のように藤川の出番だった。代打の桑原を147キロ外角直球で見逃しの3球三振に仕留めると、もうエンジン全開だ。3安打の大和を右飛、柴田は内角低めの直球で見逃し三振に封じた。

 「今日はいい展開でしたし、明日以降、いい流れでいける。こういう流れで戦っていきたいなという形は、僕が思うに多分、監督の中にもこういう形がいいという思いがあると思います」

 岩崎、ドリス、ジョンソンとつないだバトン。わずか11球で鉄壁のリレーを完結させた。今季44試合目の登板で8セーブ目。涼しい顔で日米通算235セーブへと積み上げた。常日頃から先行逃げ切りを理想に掲げ、「そうじゃないと、サヨナラ勝ちでは勢いが出ないですよね。それはずっとやってきて分かっていることなので」と笑った。

 ドリスが2軍で再調整を強いられた間は抑えを任され、ドリスが戻ってきても9回を務めた。矢野監督が寄せる信頼の証しに他ならず、「外す理由があるわけでもないしね。球児らしいボールが投げられているし、経験豊富なピッチャーなんで任せています」とうなずいた。

 日本通算233セーブ目でサファテが持つ現役最多セーブまであと1。個人記録には無頓着で、一笑に付した。「まったく興味がないですね。僕は違うところでも投げていますし、チームに貢献することが自分のやりたいこと。そこに関しては興味がないです」。欲しているのはチームの勝利だけなのだ。

 救援防御率はセ・リーグで唯一の2点台。ドリスを加えた新勝利の方程式に期待が膨らむ中、残り28試合へフル回転の気構えを示した。「自分も含めて厚みというところはあるかもしれないですけど、そこに甘えないというのはみんなが持っている。一人一人が自覚を持って、厚みに甘えず、自分のやるべきことをやっていくことが僕らには大事なこと。みんなで共有しているので大丈夫だと思う」。逆転CS進出へ。その道筋ははっきりと見えている。 (吉仲 博幸)

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