星稜初Vへ 奥川&山瀬育った少年野球チームがエール “恩師”語るバッテリー秘話

[ 2019年8月22日 05:30 ]

奥川(中央右)と山瀬(同左)が甲子園入り前日の2日にあいさつに訪れた宇ノ気ブルーサンダー(チームのHPから)
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 22日に決勝が行われる第101回全国高校野球選手権で初優勝を目指す星稜(石川)の奥川恭伸投手と山瀬慎之助捕手に、2人が所属していた少年野球チーム「宇ノ気ブルーサンダー」の後輩や関係者らが故郷から熱い声援を届けることになった。

 小中高と10年にわたりバッテリーを組む2人は、小学2年生の時、石川県かほく市の宇ノ気野球場で出会った。山瀬のほうが半年ほど先の入団。兄の練習に付いて4歳からグラウンドに出入りしていた奥川が追ってチーム入りした。当時、監督を務めていた広瀬勝巳代表(53)は「最初は奥川が投手の時は山瀬が捕手、山瀬が投手の時は奥川が捕手。小4からポジションが決まった」と振り返る。

 「奥川は当初から球も速くて能力が高かった。山瀬がそれに負けじと頑張る。山瀬が頑張ると奥川も頑張る。いい関係でした。1人だけうまい子のいる時はほかの年代でもあったが、彼らの時はうまい子が集まってきた。巡り合わせなんでしょうか」。ここまで成長できたのも切磋琢磨(せっさたくま)のたまものだった。

 運命のバッテリーは小学校時代は石川県で準優勝。宇ノ気中学では全国中学軟式野球大会で全国制覇をしている。原点のチームに思い入れは強く、甲子園入りする前日の今月2日も2人は後輩たちの練習するグラウンドに顔を出したという。

 15人いる現メンバーにとって甲子園で決勝を戦う2人は憧れのヒーロー。当初はアルプススタンドに応援に行く予定だったが、チケットが手に入らずバスをキャンセルした。22日の決勝戦は市内の公民館でチームそろって応援する。

 チームのスローガンは「勝って泣け!!」。「子供たちに試合を見せてやりたかった。残念ですが、地元から届くように応援したい」と広瀬氏。故郷から横断幕を掲げて悲願達成を後押しする。 

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