巨人・菅野3年連続10勝 7年目で6度目の2桁 江川&桑田に並んだ

[ 2019年8月22日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―2中日 ( 2019年8月21日    ナゴヤD )

10勝目を挙げた菅野(右)を迎える原監督(撮影・椎名 航)
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 巨人の菅野智之投手(29)が21日、中日戦に先発し、7回を8安打1失点で10勝目を挙げた。2桁勝利は3年連続6度目。プロ7年目までに6度は、巨人では江川卓(79~85年)、桑田真澄(86~92年)に並んだ。チームは6連勝。22日も同戦に勝ち、マジック対象の3位・DeNAが阪神に敗れれば、優勝へのマジックナンバー「21」か「22」が初点灯する。

 三塁側のプレートを踏み、角度のついたボールを外角低めに決めた。2―1の5回2死一、二塁。フルカウントからの6球目、菅野が主砲ビシエドに投じたのは宝刀スライダーだ。飛球が遊撃に上がった瞬間、右手でグラブを思い切り叩いた。

 「うまくバッテリーで攻めていけた。しつこくいけた」。第1打席に左前に痛烈な打球を許した内角球を「餌」にした。3回の第2打席は外角一辺倒で空振り三振。5回の第3打席は初球に内角シュートを見せた後は、外角に集めた。「どこかでインコースが来るだろうと思わせながら、抑えられた」。ピンチを脱し、直後の味方の援護を呼び込んだ。

 腰の違和感で5月中旬から3週間離脱。万全な状態でなくてもエースの責任感から復帰し、プレートの位置を従来の三塁側から真ん中に変更した。水野投手コーチは「体の負担を考えて真ん中にしている。腰の切り返しが楽ということ」と説明する。7試合続けたが腰の状態が良くなり、今月2日のDeNA戦から三塁側に戻した。

 本来の投球がよみがえった。三塁側から投げるとリリースがプレートの外にはみ出すため、右打者の内角はボールゾーンからストライクゾーンに食い込む。外角に投げた時はクロスの角度がつく。最初の試合こそ6回4失点だったが、その後の2試合は計15回で失点は2。この日も最速151キロの直球と多彩な変化球で両コーナーを突いた。

 7回で8安打を浴びたが、要所を締めて最少失点に抑えた。節目の10勝目。東海大相模の後輩・小笠原との投げ合いは3勝1敗とし、先輩の威厳を見せつけた。入団7年目までに6度目の2桁勝利はかつてエースだった江川と桑田に並び「名だたる投手に並べてうれしいですし、もっともっと勝ちたいですし、名に恥じないように頑張りたい」と誓った。

 チームは6連勝。13勝5敗1分けとして中日戦3年連続の勝ち越しも決め、22日にも優勝マジックが初点灯する。「気を引き締めて一戦一戦、戦っていきます」と菅野。角度のついた投球を取り戻したエースが5年ぶりのV奪回に導く。 (青森 正宣)

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