達川氏 甲子園で万感の始球式「本来ここで投げるのは亡き佃正樹だった」

[ 2019年8月22日 14:42 ]

<星稜・履正社>始球式を行った達川光男氏(左)と握手を交わす星稜・奥川(撮影・北條 貴史)
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 元広島監督の達川光男氏(64)が22日、第101回全国高校野球選手権決勝の始球式を務めた。達川氏は広島商の捕手として73年夏の甲子園優勝。奇しくも46年前の決勝も同じ8月22日で、両手を挙げて登場して「絶対に当てたらいけんと思って外に投げた」。振りかぶって外角高めへ外れながらもノーバウンドで投げ込み、万感の思いを口にした。

 「こんな機会はもう2度とない。でも、本来ならここで投げるのは今は亡き佃正樹だった。今日は“佃の分までしっかり投げろ”と言われた来た」。故佃氏は抜群の制球力を誇った左腕。達川氏とのバッテリーで優勝投手となったが、07年8月に他界していた。

 当時、センバツでは準決勝で怪物・江川擁する作新学院を下して準優勝。「私らは江川世代で育った。今は奥川世代。同じ高校生に負けないという思いでやってほしい」。始球式後は奥川、捕手の山瀬と握手して激励。新時代を担う球児たちに思いを託していた。

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