野々村元監督 “時代遅れ”に異論「高校野球で燃え尽きて何が悪い」

[ 2019年8月22日 12:10 ]

島根・開星高校野球部元監督の野々村直通氏
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 島根・開星高校野球部で過去に春夏合わせ8度甲子園に導いた元監督の野々村直通氏(67)が22日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演。高校スポーツの“在り方”ついて言及した。

 番組では、鈴木大地スポーツ庁長官の「“高校で燃え尽きてもいい”は時代遅れ。故障なく精いっぱい戦うことが重要」というコメントを紹介。これに野々村氏は「高校野球で燃え尽きて何が悪いのかって思う。燃え尽きてこそ次の人生ですから。人生を燃え尽きるんじゃないですよ。2年半しかない高校野球。その中の一握りですよ。プロ野球で飯食えるのは。大概の子は全力を尽くす。言葉はあれですけど、死ぬ気で倒れても頑張ろうっていうくらいの気持ち。高校野球で高校時代燃え尽きて何が悪いんですか」と強調した。

 さらに高校野球を通じて「そこ(練習などの中)で自分の限界(と思った選手)が“まだやれた”と進歩した自分を発見するんですよ」といい、「今は、あまりにも優しくし過ぎてるくらい。倒れさせるんじゃないですよ。倒れる気でやれと。それだけ没頭しなさいということは、この時期の教育で絶対必要。それをやらなくなって温室暮らしするから非常に弱い日本になっている」と指摘。「子どもたちは限界を決める、ここまでだっていう。そうじゃないよってことを発見させるのが教育なんです。まだやれる、お前は。お前、そんなもんじゃないよっていうことが忘れられている」と持論を述べ、「炎天下で死ぬような思いでやることが新しい発見ですかね」という意見には「倒れさせるんじゃないですよ。倒れるまでやるくらいの強いハートで取り組むってことでしょ」と反論した。

 野々村氏は美術教師で、1988年の開星野球部創設から監督を務め、チームを春夏合わせ8度甲子園に導いた。2010年、夏の甲子園1回戦で21世紀枠出場の向陽(和歌山)に敗れた時に「21世紀枠に負けたのは末代までの恥」などと発言。その後、発言の責任を取って監督を辞任した。

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